人類資金(下) の商品レビュー
だいぶ長編だけど、その分色々と事細かく書かれている。太平洋戦争後に受け継がれた人類資金とは?世界を牛耳るシステムとはいかなるものなのか?結構ドキドキしながら読んだ。
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状況説明と独り語りが多すぎる。無駄に多いページ数、もっとスッキリとできたのでは?M資金の秘密、人類資金の使い道、新しいルール、国連で各大使を引き止めた手段、全てがはぁ?って感じでストーリーに没入できない。時間を無駄にした。
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相当な分量で、詳細な描写は端折りながら、読んだ。上下巻で約1300ページ。資本共生主義という理想が天啓のように思えた。それほど、現代の行き過ぎた資本主義には限界を感じているのも事実だ。M資金という戦後から消えそうで消えないオカルトも実は…という小説らしい小説。でもちょっと長すぎだ...
相当な分量で、詳細な描写は端折りながら、読んだ。上下巻で約1300ページ。資本共生主義という理想が天啓のように思えた。それほど、現代の行き過ぎた資本主義には限界を感じているのも事実だ。M資金という戦後から消えそうで消えないオカルトも実は…という小説らしい小説。でもちょっと長すぎだったかな、ということで☆は3つ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫本化で読んだが、この下巻が出たので上巻を合わせて一気読み。文庫本で読んだ時にはあまり感じなかったが、上下巻で一気読みすると流石に、M資金にまつわるエピソードとか、それぞれの登場人物たちの懐古シーンなどが少々、冗長であり、疲れるが、結末とトリックを知りながらも一気に読ませる筆力は流石である。書かれた年ではIRSの崩壊が秒読みだったかもしれないが、実際には時代はより混迷化しており、資本共生主義とは言わないが、本当にパラダイムシフトが生じない限り、今の全先進国を覆う閉塞感は去らないだろうし、資本の暴走は抑えられず、それに抗する民族主義の台頭も抑えらない。より民族主義と排他主義が厭世的に広がりつつある世界は先行きを思うと暗くなる。
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上巻に四苦八苦して、やっとの思いで下巻に突入。やっぱり親は親だよね。 結局、美由紀は誰のもとへ?!
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#読了。戦後持ち出されたとされる「M資金」を巡り、資本主義の”ルール”に立ち向かうべく、詐欺師・日銀マンらの仲間を集めたMが立ち上がる。資本主義の飽くなき欲望に対し、警鐘を鳴らす。 久しぶりの福井作品ということで、下巻まで出るのを待っていたのだが、ボリュームが物凄い。。。もちろん...
#読了。戦後持ち出されたとされる「M資金」を巡り、資本主義の”ルール”に立ち向かうべく、詐欺師・日銀マンらの仲間を集めたMが立ち上がる。資本主義の飽くなき欲望に対し、警鐘を鳴らす。 久しぶりの福井作品ということで、下巻まで出るのを待っていたのだが、ボリュームが物凄い。。。もちろん芯は通っているのだが、あそこまで長いと一気読みというには厳しすぎ、多少間延びしてしまった感も。映画ではどのようにこの長さをまとめたのだろうか?? しかしながら、真船のキャラは安定の福井作品の親父で、好印象だった。
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