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そして、君のいない九月がくる の商品レビュー

3.8

24件のお客様レビュー

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2020/10/07

文章のリズム感が悪くて読みづらい。 日本語としておかしいわけではないが、美しいわけではなく、言葉遣いとか改行とか、些細なことで読みにくくなってしまっている。 ストーリーにはおかしなところが多い。 崖から転落死した死体を葬式で見れてしまう。 普通なら、ぐちゃぐちゃになっていて見れ...

文章のリズム感が悪くて読みづらい。 日本語としておかしいわけではないが、美しいわけではなく、言葉遣いとか改行とか、些細なことで読みにくくなってしまっている。 ストーリーにはおかしなところが多い。 崖から転落死した死体を葬式で見れてしまう。 普通なら、ぐちゃぐちゃになっていて見れないか、見れたとしても傷だらけでそれが目に入るはず。 ケイタに対するそれぞれの思いもありがちすぎて陳腐。 リノに至ってはケイタの内面を描くための道具にしかなっておらず、リノの内面や必要性が見えてこない。 ジャージの名前の刺繍はまず最初に見るのが普通だと思う。 ラストはひどすぎる。 あれだけ緊急を要するのに、わざわざ歩いて山に行くというのが信じられない。 ミホたちの口を通して、警察に連絡した方が確実だ。 そもそも、ケイタの捜索時に見つからなかったのが不自然。 事故として片づけたとしても、現場検証で転落現場には行くだろうし、遺留品の捜索も行われるはずだ。 そして、1000Mを超える程度の低山とはいえ、山の中で意識を失って数日……というのもなかなか厳しいと思う。 人物、エピソード、ストーリーなど全体的にリアルさを追求した方がいい。 天沢夏月を読むのは初めてで、本作以外にもタイトルと設定とイラストに惹かれる作品は多いが、どれを読んでも期待外れになりそうな気がする。

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2020/06/03

登場人物達の恋というより、愛を深く感じることができたと思います。 登場人物の言動が物語が進むにつれてつながっていくのが面白いと思いました。 見返しの絵にあるような入道雲や、空の青が何度も流れてきて、夏の美しさと青春を感じました。 最後は予想外の結末で驚きました。

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2019/11/21

登場人物それぞれの視点、さらにそこに綴られた各々の苦しみ等。自分としては『完全なる第三者』の状態で物語を読めた感じがします。 ラストの展開には驚きの一言です!エンド的にはトゥルーエンド?なのかな?(´・ω・`)

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2019/02/18

なんという王道の青春物語だろう! ただ、それは青春の煌びやかさとは正反対の、苦悩や僻みや後悔という負の感情とそれからの解放の物語だけど。 事故死した友人そっくりの幽霊(ドッペルゲンガー)が現れて、4人の仲間が友人の最期の願いを叶えるために旅に出るという展開。 それぞれが故人に対...

なんという王道の青春物語だろう! ただ、それは青春の煌びやかさとは正反対の、苦悩や僻みや後悔という負の感情とそれからの解放の物語だけど。 事故死した友人そっくりの幽霊(ドッペルゲンガー)が現れて、4人の仲間が友人の最期の願いを叶えるために旅に出るという展開。 それぞれが故人に対して持つ葛藤を幽霊が解いて行く様は、もしかして彼は友人たちにちゃんとしたお別れをさせるために来たのかと思えた。 もちろんそういう面もあるのだろう。 けれど、ラストの展開には、まさかと思った。 そこでもう一人いたとは! ちょっとビックリ。 ただ、ラストをこう言うふうに持ってきたために、そこまでのテーマがズレたと感じて違和感が湧いたのは確か。 そしてやっぱりハッピーエンドが見たかった。 この作品以降、作者は死者からのアプローチ的なお話が多くなるのだけど、個人的にはもっと青春の明るい面を描いた作品を読みたいと思う。 ​

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2018/06/04

五人仲良しだったはずが、ある日みんなは仲間のケイタが死んだと知らされました。幼なじみのミホはとても悲しんでいましたが、ある日、ケイタのドッペルゲンガーがミホの所へきました。彼はケイタのやり残した願いをかなえるために手伝ってほしいと言います。 この本を読んでから、いくら仲の良い友達...

五人仲良しだったはずが、ある日みんなは仲間のケイタが死んだと知らされました。幼なじみのミホはとても悲しんでいましたが、ある日、ケイタのドッペルゲンガーがミホの所へきました。彼はケイタのやり残した願いをかなえるために手伝ってほしいと言います。 この本を読んでから、いくら仲の良い友達でも、ひみつなどがあり他の人には言えない苦しさもあると知りました。この本はとてもリアルな感情が書いてあり、本当の友達が考えているような書き方でした。

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2017/02/13

綺麗に整った美しい物語なのでこれ以上特に言うことはありません。                   人間っていいな。

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2016/11/02

中学生の娘の朝読用に購入した本。娘が読み終わり放置していたものを読んでみました。 若者向けでおばちゃんが読むべき本ではないかなと思いましたが、おもしろかったです。登場人物が高校生である本は、普段あまり読まないので、久しぶりに若い時代を思い出しました。 世の中みんな良い人をよそおっ...

中学生の娘の朝読用に購入した本。娘が読み終わり放置していたものを読んでみました。 若者向けでおばちゃんが読むべき本ではないかなと思いましたが、おもしろかったです。登場人物が高校生である本は、普段あまり読まないので、久しぶりに若い時代を思い出しました。 世の中みんな良い人をよそおって生きているけど、人を羨んだり、自分の都合のいいようにごまかしたりするよね。それが当たり前の感情。

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2016/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドッペルゲンガーが存在するってことの収まりどころが自分の中になかったから戸惑ったけど、あれは幽霊でも違和感なかったと思う。 知ってて言わないケイにはイライラしたけど、4人にはそのスピードが1番伝わるんだろうなとも思った。 ただ、時間が無いならそれを最優先事項にして動けばいいのになんて身も蓋もないことも思った。

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2016/09/24

夏休み前に亡くなった同級生。その同級生と親しかった四人。 そして現れたのは、亡くなった同級生と同じ姿かたちをした者。最後のお願いを聞き届けるため、四人は旅をすることに。 それぞれのキャラはしっかりとしていて悪くないです。各章で同級生とのかかわりを含めて進んでいきます。 最後、そん...

夏休み前に亡くなった同級生。その同級生と親しかった四人。 そして現れたのは、亡くなった同級生と同じ姿かたちをした者。最後のお願いを聞き届けるため、四人は旅をすることに。 それぞれのキャラはしっかりとしていて悪くないです。各章で同級生とのかかわりを含めて進んでいきます。 最後、そんな展開ありかと思いながら読み終え、もう一度最初に戻って読み直すと、一応伏線としては成立していました。確かに展開は意外、でもちょっと反則っぽい。普通の青春ものかと思ったら、SFだったという。

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2016/03/20

仲良しグループの一人 大切な友だち ただ一人の好きな人 その死から始まる物語は その死を遡る物語 ***ほんのりネタバレ*** 冒頭で触れた五分前仮説がまさか生きるとは思わなかった いや、触れたからには生きるのは当然だけど その可能性には思い至らなかった 急に日常...

仲良しグループの一人 大切な友だち ただ一人の好きな人 その死から始まる物語は その死を遡る物語 ***ほんのりネタバレ*** 冒頭で触れた五分前仮説がまさか生きるとは思わなかった いや、触れたからには生きるのは当然だけど その可能性には思い至らなかった 急に日常に落とされた 大切な人の死が悲しい 受け入れることも、拒絶することもできず 何を責めたらいいのかもわからなくて、結果的に自分自身を責めながら その死をたどっていく少年少女 終盤で、いとも簡単に?ドッペルを生み出してしまった展開はちょっと強引さを感じたかも なんで、生きることを決めた瞬間にそんな終わりを、と 無情さでやり切れなくて 爽やかな終わりだけど暗い気持ちが読後感にある

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