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寮生 一九七一年、函館。 の商品レビュー

2.6

19件のお客様レビュー

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2021/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2021年10月7日 平凡な僕が探偵めいた仕事を第一線でやる羽目になる。 寮の中での先輩後輩、規律、友人の生活が生々しい。 救うための事件捜査、なるほど。 まだ若い思春期の男子高校生、良心に耐えかねて壊れてしまう前の救いになった…

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2020/01/05

今野敏さんの経験(高校時代)をもとにした小説だと思います。函館の私立高校の1年生、寮生活が主たる舞台です。2年生が寮の屋上から落下して死亡したのが、自殺か他殺か、今野敏さんにしては珍しく躍動感のない展開が延々と続きます。残念な作品でした。

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2018/11/18

高校の寮で起こった転落死事件を追う高校生たちの青春ミステリー。 函館の進学校に入学した僕は、入学後まもなく起きた2年生の転落死事故に疑問を抱き、同級生数人と事の真相を探る。 転落死した上級生を含め、1年生を締める入魂会を主催した者は死を遂げる伝説があることを知らされた僕た...

高校の寮で起こった転落死事件を追う高校生たちの青春ミステリー。 函館の進学校に入学した僕は、入学後まもなく起きた2年生の転落死事故に疑問を抱き、同級生数人と事の真相を探る。 転落死した上級生を含め、1年生を締める入魂会を主催した者は死を遂げる伝説があることを知らされた僕たちは、死亡した生徒の周辺を独自に調査し、真相にたどりつく。 ご自身の函館ラ・サール時代が背景のようですが、やっぱい警察小説の方が好き。

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2018/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

寮の人間関係と函館の土地勘を生かしつつ無謀な話は展開する。罪の意識から救うということ。そのための謎解き。

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2017/08/31

1971年、函館。有名男子校の寮で起きた上級生の転落死事件。事故か自殺か殺人か。 寮生活の雰囲気は伝わるものの、ミステリーとしては物足りない。 主人公と友人たちが堂々巡りをしているだけ。 短編で良かったのでは。 (図書館)

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2017/02/24

北海道の地元にはなじめなかった僕は,高校受験で函館の進学校の寮に入り,友達もできたが,ある日2年生が寮の建物から転落して死亡する。その真相を探るべく,僕たちは寮の先輩や自宅生,他校の女子生徒から話を聞く。 ストーリーはさほど面白いとも思わないし,1971年の設定なので時代も古い...

北海道の地元にはなじめなかった僕は,高校受験で函館の進学校の寮に入り,友達もできたが,ある日2年生が寮の建物から転落して死亡する。その真相を探るべく,僕たちは寮の先輩や自宅生,他校の女子生徒から話を聞く。 ストーリーはさほど面白いとも思わないし,1971年の設定なので時代も古いが,当時はこういう寮生活もあったのかもしれない(たぶんないけど……)。

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2017/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1971年の函館男子高校寮の事件簿。 ミステリーとしては犯人がすぐわかるような展開でした。 それよりも、1971年であるとか、函館であるとかという設定の意味が理解できませんでした。 作者のプロフィールを読んで、自分の青春時代を舞台にするという意図はわかりましたが、主人公が現在の作者のシリーズの登場人物であるとかの捻りがほしかったです。

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2016/07/05

舞台は1971年の函館。 名門私立高校の寮です。男子校。 時代はずいぶん古いけど、赤ちゃんの筈のわたし世代でも十分に懐かしく感じるような青春ミステリ。 尾崎 紀世彦のまた逢う日までを、尾崎豊の卒業に替えてもいいかも(笑) 奥手な主人公の高校生、こんな子います。 根っこは昔も今...

舞台は1971年の函館。 名門私立高校の寮です。男子校。 時代はずいぶん古いけど、赤ちゃんの筈のわたし世代でも十分に懐かしく感じるような青春ミステリ。 尾崎 紀世彦のまた逢う日までを、尾崎豊の卒業に替えてもいいかも(笑) 奥手な主人公の高校生、こんな子います。 根っこは昔も今も変わらないのじゃないかな。 事件自体はあっさりしていて、そっちを書きたかったんじゃないかもしれないですね。 今野さんは北海道出身で優秀な方だから、ご自身の昔を思い出し、書かれたのかも⁉︎

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2016/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りた本。 あこがれの高校に入学することになった主人公は、入学と同時に寮生活をすることになる。 ある夜、寮生の2年生が寮から転落死する。警察の調べによると、自殺ということらしいが、寮には伝説があった。「入魂会の中心人物が死ぬ」この伝説について主人公と仲間が謎を解いていく。

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2016/05/01

学園青春ミステリ? 函館ラサール高校出身の今野先生自身が主人公のモデルとなっているのかな? 1970年代という時代背景もあるのかもしれないけど、言葉使いとかが堅苦しすぎて、10代の男の子のものとは思えず、読んでいて違和感しかない。学校闘争があったという時代も、男子校の寮生活も、...

学園青春ミステリ? 函館ラサール高校出身の今野先生自身が主人公のモデルとなっているのかな? 1970年代という時代背景もあるのかもしれないけど、言葉使いとかが堅苦しすぎて、10代の男の子のものとは思えず、読んでいて違和感しかない。学校闘争があったという時代も、男子校の寮生活も、私とはちょっと縁が遠すぎたのかな。しかも、一応今作の探偵役であろう古葉くんが超苦手なキャラで、感情移入も共感もできずに終わってしまった。今野先生の描くキャラって皆、何かしらで共感できていたのに、、、。主人公のモデルは先生自身だし、この古葉くんも同じ寮生にモデルがいたのかな。正直、友達にはなりたくないタイプかも。 ミステリとしても、特に捻りもなく、あっさり。自身の寮生活の思い出を描くのはいいとして、変に事件仕立てなどせずに、自伝的エッセイの範囲内で収めておくので良かったのでは。

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