あの空を取り返せ! ある航空管制官歩んだ戦後 の商品レビュー
戦後の日本の管制官がどのように業務に当たってきたのか、管制官が自ら記した本という意味では自費出版の価値が十分にある作品。 なかなか生の声は聞けないものですし、その経験をした人しか分からない事も沢山あると思うので。 肩書きが多く、誰が誰かよく分からない、全体的に昭和的思想に包ま...
戦後の日本の管制官がどのように業務に当たってきたのか、管制官が自ら記した本という意味では自費出版の価値が十分にある作品。 なかなか生の声は聞けないものですし、その経験をした人しか分からない事も沢山あると思うので。 肩書きが多く、誰が誰かよく分からない、全体的に昭和的思想に包まれているなど、読みにくさや時代性に対しての嫌悪感はどうしても一部にありますが、それはそれで歴史の一部。 管制官ってそれだけで、なんだかかっこよく感じられますが、戦後の歴史に巻き込まれた人たちでもあったのだなーと勉強になりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルが面白そうだなーと思ったらめちゃくちゃ面白かった いや、面白いと言っていいのかしら 忘れられない本になったと言っていいのかもしれない。 戦後、全ての日本国籍の航空機の運航が停止サンフランシスコ講和条約が公布されて やっとの思いで1951年に運航開始したって思うとまだ70年も経ってないのか!と驚いた 年に何度か飛行機を利用する身としては、当時の戦後間もない頃にどれだけ大変だったか 普段は便利な交通手段の1つだと思っていたけど 実際はこんな苦労があって利権があって揉めにもめてというのを知ると非常に感慨深い 成田空港開港までの道のりでテロや暴力沙汰が多かった中 成田空港管制塔占拠事件に巻き込まれた管制官の話。 忘れてはいけない日本航空123便墜落事故のこと。 日航機墜落事故のことは自分が知っていたようで知らなかったことが沢山あって もう何とも言えない気持ちになった 飛行機関連の本は戦争もの以外、初めてだけど 忘れてはいけないことが沢山描かれていたと思う。
Posted by
- 1