預金封鎖 の商品レビュー
預金・株・現金・金貨、全て駄目?どうしもできないそうです。読んでも意味ない。世界の預金封鎖の事例などを紹介してくれる作文ですね。
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「預金封鎖」 日本の政府負債額(国債)がGDP比で200%を越え破局に向かっていることを警告する内容である。 話はローマ帝国の崩壊から始まり、ローマ帝国の崩壊は金貨の改鋳による貨幣流通量の増加が貨幣価値を下げたことだとして、アメリカ、そして日本の国債発行が危険な状態であると警告し...
「預金封鎖」 日本の政府負債額(国債)がGDP比で200%を越え破局に向かっていることを警告する内容である。 話はローマ帝国の崩壊から始まり、ローマ帝国の崩壊は金貨の改鋳による貨幣流通量の増加が貨幣価値を下げたことだとして、アメリカ、そして日本の国債発行が危険な状態であると警告している。 そして、金の保有量が最終的には貨幣価値を担保しているとし、ロシアと中国が金を買い集めており、最終的にはドル、ルーブル、元が主要通貨になるだろうと予想している。 また、20世紀以降今までの世界の経済政策を概説し、各国の金融危機に対する政策、キプロス、アイスランド、アルゼンチン、日本、アメリカ、ギリシャ、ブラジルの預金封鎖の例を示している。 以前に読んだ「国家は破綻する(THIS TIME IS DIFFERENT)」(2011年日本語版出版)を思い出す。このときは800年間の金融危機の歴史を元に経済学的なデータから警告を発していた。 預金封鎖と言われても、たいした財産もない庶民には関係ないような気もするが、経済恐慌になり経済が破綻するとなると人ごとではなくなる。1日1万円しか銀行から預金が引き出せなくなったり、預金がすべて没収されればそれはそれで困るが、個人にいったい何ができるのだろう。 健康でいること、人付き合いを良くしておく程度しか対応策は無いのかも知れない。 気になるのは著者の経歴である。京大に在学中に国家公務員上級試験、司法試験に合格し、首席で卒業して通産省に入り役所を辞めて弁護士になる。ハーバード大、ペンシルバニア大で修士、博士号を取りその後ウォールストリートの法律事務所で働き、現在は東京、ベルリンの国債弁護士事務所の所長、代表弁護士である。 ここまでは、優秀な人なんだなと思うだけだが、2007年に難関の試験を受けユダヤ教に改宗しユダヤ人となっており、現在はスウェーデンに在住している。ここまで来ると、何かうさんくさいものを感じるのは私だけだろうか。
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図書館で借りた本。特記すべき内容は無く、普通に政治経済ニュース見てたり歴史読んだりしてたら知ってる事ばかりだった。それより筆者が難関試験受けてユダヤ人になった経歴が気になった。試験でユダヤ人になれるとは初めて知ったから。
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"預金封鎖 この方の洞察力と言うのはいつも参考にしています。 今回のこの本も非常に面白く、 今後の自らのビジネスの方向性。 更には投資の方向性を決めていくうえでも参考になりました。 ファイナルクラッシュ 2008年を超える世界恐慌がいつ来るか?? いよいよ...
"預金封鎖 この方の洞察力と言うのはいつも参考にしています。 今回のこの本も非常に面白く、 今後の自らのビジネスの方向性。 更には投資の方向性を決めていくうえでも参考になりました。 ファイナルクラッシュ 2008年を超える世界恐慌がいつ来るか?? いよいよそのタイミングは近づいていると思います。 その時どのように備えるのか? 日本は大丈夫なのか?? 残念ながら、日本という国が立ち直れる術はない・・・ 自分はそう感じていますが、 その中でも個人として生き残っていくためには、 自らが行動していくしかないのです。 是非こちらの本は多くの方に読んで欲しいと思います。"
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読了。 目新しい話は皆無。日本の財政危機は既に飽和点にあり、何時破綻するか分からない…というのはそうなんだけど、資産の防衛策が「金の延べ棒」と断言するあたりから急速に副島隆彦的胡散臭さが漂う(笑)。
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アメリカの通過であるドルについてはっきり言えることは、「ドル紙幣は刷られすぎてしまった」ということである。世界は、今やドルの下落に直面している。それも人類史上経験したことのないスケールでの暴落だ。たくさんあるものは値を下げる。たくさんありすぎるものはクラッシュする。(p.81) ...
アメリカの通過であるドルについてはっきり言えることは、「ドル紙幣は刷られすぎてしまった」ということである。世界は、今やドルの下落に直面している。それも人類史上経験したことのないスケールでの暴落だ。たくさんあるものは値を下げる。たくさんありすぎるものはクラッシュする。(p.81) ファイナル・クラッシュでは、誰も儲ける人間はいず、いかに被害を最低限に食い止めるかということ以外に選択肢はない。 「金」投資はその唯一の手段であり、いわば生命保険、損害保険にあたる。(p.125) 株式市場のクラッシュでは、悪いニュースが何度も繰り返し流れ、それがある一定の限度を超えて、「もはやこらえきれない」と全員が思い始めたときに一斉に起こるのである。(p.160) ハイブリッド車は、いかにも省エネカーの代表格のようにいわれているが、残念ながらハイブリッド車が走ることによって達成されるエネルギー抑制よりも、モーターとガソリンエンジンを両積みする複雑な車の製造工程に投入されてロスするエネルギーのほうが、じつは大きい。電気自動車の製造工程があまりにも簡単であるため、このことが明確にあぶり出されてくる。(p.181) 最終的なクラッシュに至って初めて、アメリカや日本の人々は政府に踊らされて無用な消費に走らされ、貯蓄を使い果たした愚かさを噛みしめる。そして浪費を奨励する政策から、質素に生きることへと国民の合意が転換する。 ファイナル・クラッシュが訪れた後の世界では、節約とか倹約が社会基準になり、欲深い経済活動、強欲な資本、そして過剰な消費はむしろ恥であり、受け入れられるべきではないとみなされるだろう。(p.208) 国と国との関係とは、カオスなのだ。ルールはなく、弱肉強食だ。日本人は集団的安全保障という言葉に惑わされ、そこに何かルールがあるように思っているのだが、そういう捉え方自体が間違っている。 アメリカからすれば、日本にクラッシュが起こっても、絶対にその段階でとどめておきたいはずだ。その際、日本国債の90%以上は日本人が所有していることは好都合だ。日本人だけが苦しむからだ。(p.232)
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