絵本 御伽草子 付喪神 現代版 の商品レビュー
つくもがみ セリフの言い回しがとても面白くてスラスラ読めたし、絵も味があって素敵。マイページ文字とか背景の色が違うのも面白い〜
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現代のワカモノに 「古典に親しんでもらおう」 と思うのなら 間口はこんな感じで いいのではないのかな? と思った こんな感じで 竹取物語読んでみたい ローカルブックストアキタにて購入
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生まれて初めて外に連れ出された茶碗は上機嫌 が、下婢に地面に放り出されて、困惑する 「え?え?え?え?え?どういうこと?どういうこと?どういうこと?意味わかんないんですけど。地面に落ちちゃってるんですけど。割れちゃってるんですけど」 付喪神になるのをおそれられて棄てられた、俎、鈴、庖丁、破れ傘、烏帽子、割れ壺、招き猫たち、人間への復讐のために大変身をはじめます。 が、袂を分かつものたちもいれば、自分たちの神を勧請するものもあらわれ… 〇血なまぐさい妖怪たちの復讐譚なんだけど、芸人たちみたいな丁々発止のやりとりや、石黒さんの怖かわいい絵で軽妙に読ませられる 〇百鬼夜行縁起みたいな 〇さて、現代の付喪神とは…?
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面白すぎて2度読み。テンポよし。エログロなんだけど絵のタッチも合っているし話のこじれ具合がおかしい。
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「付喪神」とは本来、長い年月を経た道具等に神や精霊等が宿ったもののこと。 なるほど「物心」とは本来こういう意味なのね。 さんざん使っておいて百年経ったらポイ捨てする人間達に怒りが収まらない「物」達。 人間からしたら、百年も使ったんだからもういいじゃん、と思うのだけれどね。 ムカつく人間達に復讐したいが「物」だから手も足もでねぇ、とは巧いこと言うなぁ。 そんな「物」達が気合い(?)で化け物に変化して人間達に復讐しまくるお話。 そしてついに決行された康保の世の器物派vs人間派の大合戦は、魂のビートを刻みながらのビーム合戦。 意識を持った「物」達が我々人間達に再び戦いを挑んできたら、新しい元号・令和の世では一体どのように立ち向かえば良いのだろう。 巨匠・宮崎駿もビックリの「付喪神大合戦」。 ぜひスタジオジブリでアニメ化してほしい。
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町田康の文と、石黒亜矢子の絵で構成される絵本。 文は軽快で面白く、装丁やページのデザインも不気味ながら可愛い。 挿絵の「賽銭蛙」が、妖怪らしいインパクトと、服の裾を蛙の口に見立てる絵的な遊び、さらに異形感があってなかなか良い。
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ふーん、付喪神ってこういう話だったんだ。 町田康の現代風アレンジ、わかりやすくて大好き。 ラストのまとめ方も滑稽で味があり、さすがです。
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大真面目な顔して、細かいことにつっかかりまくって、あららあららという方へことが進んで行く、町田康ならではの現代版御伽草子。あ〜おもしろかった。 これ書いてる時、町田さんも楽しかったんだろうな。
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物は百年使うと意識が生まれる。人間はこれを嫌がって九十九年目で棄てる。だが百年に一年足りない九十九年経った物たちは「九十九神(付喪神)」となって人に復讐する…という、室町時代の絵巻の現代語版、といいたいところだが。 「僕ら九十九年目で棄てられるんですよねぇ。だったらまだ意識...
物は百年使うと意識が生まれる。人間はこれを嫌がって九十九年目で棄てる。だが百年に一年足りない九十九年経った物たちは「九十九神(付喪神)」となって人に復讐する…という、室町時代の絵巻の現代語版、といいたいところだが。 「僕ら九十九年目で棄てられるんですよねぇ。だったらまだ意識ないはずじゃないですかあ、でも意識あるじゃないですかあ、これってどういうことなんすかねぇ」 でた、町田節。 庖丁と俎板の掛け合いもすごい。おまえのそういう木材的にのんびりしたところが一番嫌だった、と庖丁。怜悧なところがあるから、なんつうんだろう、上手く取り行って棄てられなかっんだろうな、と思ってたんだけど、おほほほほ、やっぱり棄てられたのか、と俎板。 こんな感じで物は意識を持ち、でまあ、あれこれあって、人間に復讐しようとする。人間を超越したものになって。 さて、挿絵は石黒亜矢子。化け猫を描かせたら日本一の人である。けれど化け猫だけでなく、各種の物たちがばっちり変化して百鬼夜行に出かける様子も大変素晴らしく描かれている。 展開はスピーディーであり文章はダラっとした風を残しながら切れ味良好、それでいて最後には現代社会に生きる我々にテーマも残してくれる。素敵だ。素敵すぎる。 それと本のレビューで初めて書くと思うけど、匂いがよい。寿司の折り詰めとかの包装紙と似た匂い。まさか書物から匂ってくるとは。 子どもが小さかったら読み聞かせも楽しいだろうなあ、ちょっとしんどいかもだけど。良き本哉。
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かしこの善人が、かしこの悪人を成敗したのか? かしこの悪人同士たたかって、片方の悪人がたまたま勝ったのか? 読み終わり、このお話から何を教訓にすればいいのか大きな疑問が残ったが、何のことはない、はじめから全編にわたり、教訓は教えられていたのだ。 流石、町田節。 不条理だけれど、あ...
かしこの善人が、かしこの悪人を成敗したのか? かしこの悪人同士たたかって、片方の悪人がたまたま勝ったのか? 読み終わり、このお話から何を教訓にすればいいのか大きな疑問が残ったが、何のことはない、はじめから全編にわたり、教訓は教えられていたのだ。 流石、町田節。 不条理だけれど、あほの悪人がそも悪い。
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