金のおさら の商品レビュー
お友達のものがうらやましい、ほしいと思ったことはありませんか? きっとほとんどの人はそういう気持ちになった経験があると思います。 主人公は仲良しの子のドールハウスに飾られた金のお皿がどうしてもほしくなって家に持ち帰ってしまうのでした。 けれど手に入れたとたんそのお皿が自分のドール...
お友達のものがうらやましい、ほしいと思ったことはありませんか? きっとほとんどの人はそういう気持ちになった経験があると思います。 主人公は仲良しの子のドールハウスに飾られた金のお皿がどうしてもほしくなって家に持ち帰ってしまうのでした。 けれど手に入れたとたんそのお皿が自分のドールハウスに似合っていないことに気づき罪の意識にさいなまれます。 正直に自分の罪を認めお友達にお皿を返すあたりが教訓的で胸に響きます。 本当にほしいものはけして盗んで満足するようなものではないのです。そして友情ほど心を満足させてくれるものもないのです。
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黄色を基調とした暖かい色合いと、繊細なタッチの絵が内容とあっている。絵が細かいので遠目はきかない。幼い子にありがちな友達のおもちゃを盗るという罪悪感を描いているが、読み聞かせでは主人公の気持ちが理解できない子どももいた。最後はハッピーエンドで暖かい気持ちで終われる。
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主人公のイザベルはエリーと仲良し。ところが、ある日。イザベルはエリーのにんぎょうの家に飾っていた金のお皿をポケットに入れてそのまま帰ってしまいます… 優しく温かみのある絵。その可愛らしさの中に、ちゃんと女の子の心情の変化が描かれていて、嬉しくなった。 イザベルは盗む気なんてなかっ...
主人公のイザベルはエリーと仲良し。ところが、ある日。イザベルはエリーのにんぎょうの家に飾っていた金のお皿をポケットに入れてそのまま帰ってしまいます… 優しく温かみのある絵。その可愛らしさの中に、ちゃんと女の子の心情の変化が描かれていて、嬉しくなった。 イザベルは盗む気なんてなかったのに、何だかふと羨ましくなってポッケに入れてしまった。その帰り「金のお皿はおもくなりました」と書いてある。細かな説明はないけれど、よくわかる。こういう気持ち、私にもあったな。子どもたちに読んであげたい。こんなモヤモヤはあなただけじゃないと… 絵もじっくり見ると、お人形さんたちがイザベルの心に合わせて動いているよう。 ラストはちゃんとハッピーエンド。イザベルのお母さんもエリーも素敵。優しい気持ちになる本。 幼稚園年中さんくらいから読んであげたいな。小学生でもいいのかも。女の子に。
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