伊藤一刀斎 天下一の剣 の商品レビュー
文体が簡潔で、冗漫さがない。それでいて剣の応酬は細かく記述されており、"映像化"を意識しているのかも。 「エイッ」「トゥッ」など、部活動のような掛け声に興を削がれるも、淡々とした事実描写の中に、読者の想像力が試されると言えよう。 心理描写は排した筋肉質な小...
文体が簡潔で、冗漫さがない。それでいて剣の応酬は細かく記述されており、"映像化"を意識しているのかも。 「エイッ」「トゥッ」など、部活動のような掛け声に興を削がれるも、淡々とした事実描写の中に、読者の想像力が試されると言えよう。 心理描写は排した筋肉質な小説なので、好き嫌いが分かれると思われる。個人的には、鐘巻自斎など『宮本武蔵』で聞いた名前が出てきて楽しめた。
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伊豆の大島で生まれ。両親を幼いうちに亡くし野生児として暴れ周り島民からは疎まれる。そんな時島で出会った行者の兵法の型を見て剣の魅力に取り憑かれる。しかし師匠が町の役人に殺され生前師匠が教えてくれた自分と師を繋ぐ剣の流派中条流を興した人物に会いに島を出る。
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深みは無いのですが、一刀斎の一生がライトに分かりました。しかし、禄にあずかってないのにどうやって食べてたんだろうか?
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