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なぜ専門家の為替予想は外れるのか の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2021/02/15

富田公彦はJPモルガン・チェースのディーラーを務めた人物で、現在は中西健治参議院議員(自民党、神奈川選挙区)の政策秘書をしている。文章が平易で読みやすい。テレビCMで頻繁に見るようになったFX取引への警鐘を鳴らす内容となっている。 https://sessendo.blogspo...

富田公彦はJPモルガン・チェースのディーラーを務めた人物で、現在は中西健治参議院議員(自民党、神奈川選挙区)の政策秘書をしている。文章が平易で読みやすい。テレビCMで頻繁に見るようになったFX取引への警鐘を鳴らす内容となっている。 https://sessendo.blogspot.com/2021/02/blog-post_15.html

Posted byブクログ

2017/05/21

なぜ専門家の為替予想は外れるのか 〜プロが教える外国為替市場の不都合な真実〜 富田公彦 2015年10月13日 初版 2017年5月21日読了。 元JPモルガンチェース銀行為替資本金本部副部長の現場を知る人が書いた一冊。日本の為替相場予想に対する間違いを皮肉たっぷりに書き出して...

なぜ専門家の為替予想は外れるのか 〜プロが教える外国為替市場の不都合な真実〜 富田公彦 2015年10月13日 初版 2017年5月21日読了。 元JPモルガンチェース銀行為替資本金本部副部長の現場を知る人が書いた一冊。日本の為替相場予想に対する間違いを皮肉たっぷりに書き出してくれている。 会社で外国為替に触れている人はよりイメージを持って読めるかも知れない。また、自分でFXをやっている人はこれを読んでどう感じるのだろうか。個人的にはプロと個人投資家では為替において勝負にならない。のでFXで儲けようと思わないのが賢明という筆者結論には賛成。 相応のリスクを覚悟して経験値としてやってみるのはいいかも知れない。 ・そもそも真っ当な為替相場予想はない。ということについて、為替の性質、その変動要因の特徴について筆者の見てきた経験からこれでもか!というくらい記載されている。 AKB48の人気投票を例にして説明している紹介は面白かった。 ・そもそも真っ当な為替相場予想はない。のだから金融機関が配信する為替相場予想はウソだらけ。憶測、捏造がてんこ盛り。その事例集紹介も面白い。金融レポートを読んだことがある人なら思わず「その表現あるある」と思ってしまうこと多数。 例)ヘッジファンドが大量にドル売りを出したためにドル安円高になった。という説明があるがそもそもなんでそんな情報が出てくるの?ファンドはそんな情報は絶対に外に出さない。とか。 ・金融レポートを読む目線が変わる良いきっかけになる一冊。一方で、正しい(正確な)レポートは何かをしっかりと見抜く目を養うのはそれなりの経験と知識が必要と感じた。

Posted byブクログ

2017/04/26

★身も蓋もないがそうなんだろう★為替は単なる交換比率であり、株や債券のような資産ではない。取引は売りと買いが常にセット。相場が世界中で24時間続くので、寄り付きや引け値に株ほど意味がない、だから株のテクニカル分析は為替には使えない。顧客の取り引きの手口情報は、自分がクビになるから...

★身も蓋もないがそうなんだろう★為替は単なる交換比率であり、株や債券のような資産ではない。取引は売りと買いが常にセット。相場が世界中で24時間続くので、寄り付きや引け値に株ほど意味がない、だから株のテクニカル分析は為替には使えない。顧客の取り引きの手口情報は、自分がクビになるから絶対に外に漏れない。為替は市場が大きすぎて影響を与えられる人は原則としていない、だからなぜこの値動きになっているかは誰にも分からない。ストラテジストは情報の分析までが仕事で相場の予想はしない。外国為替市場のプロであっても相場のプロではなく、相場を張るのはまた別の感性。F1並みのサポートがあるプロの世界に個人がFXで出て行くのは無謀、さらに自分のカネをかけるマイナスハンデまで背負っているのだから勝負になるはずがない……などなど。 まさにその通りだと思う。株と為替をひとくくりに金融商品として扱いがちだが、プロが為替の取引をするのはヘッジのためだけであり、資産運用ではないというのは一番納得した。

Posted byブクログ

2016/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

為替相場、まさにここに書かれてある通りのことだと思う。 どのように場味を確認しながら戦うのか、機関投資家でもよくわかっていないところのほうが多いだろう。

Posted byブクログ