冤罪捜査官 の商品レビュー

椎名雅史(著者)

2018/12/02

調布署に新設された冤罪係を巡るストーリー。最後まで読むと、なるほど、あれがこうなって、ああなって、と凡そは理解できるものの、冤罪保険に加入した人ばかりが、冤罪の可能性で捕まるのは何故なのか、もどかしく読んでいた。

これだけのストーリー、しかも主要人物が複数の事件を通じて複雑に関係しており、よく練られたものだと感心した。

2018/05/28

正義感が人一倍強い青田菜緒は、幼い頃からの夢を叶え警察官に。だが、配属先は被疑者の常套句「俺はやってない！」を信じるのがモットーの冤罪係。誤認逮捕、強要された自白、不十分な証拠…。刑事課長に嫌みを言われつつ、身内の粗探しに勤しむ菜緒。彼女は警察の不祥事を未然に解決できるのか？

2016/05/11

(収録作品)冤罪捜査官はチームワークが命／冤罪捜査官のプライドにかけて／冤罪捜査官は警察の敵!?／冤罪捜査官はDNA鑑定をも疑う／冤罪捜査官は罪を憎んで人を憎まず

2016/02/10

冤罪捜査官というコンセプトは買いだけど、そもそも新米じゃないよね、というところで引っ掛かってしまった。個々の事件はそれなりに面白く読めたので、締めに向かって全体像がぼやけてしまったのはもったいない。