ふなふな船橋 の商品レビュー
ふなっしーが心の支えだったりと言うのはその物がどうこうというのではなく、良くわかる。 人によって大切なものそれに付随する物はその人しか分からない。 そんな分からないけど有る部分で通じる人っているんだと思う。思い悩みながらも真剣に自分を見つめる主人公がたくましくも可愛らしい。 そし...
ふなっしーが心の支えだったりと言うのはその物がどうこうというのではなく、良くわかる。 人によって大切なものそれに付随する物はその人しか分からない。 そんな分からないけど有る部分で通じる人っているんだと思う。思い悩みながらも真剣に自分を見つめる主人公がたくましくも可愛らしい。 そしていろんな人生があってもおかしくは無いし、その中に周りを思う優しい心があって素敵なばななさんの本です。
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心にそっと寄り添うような文章。相変わらず、弱っている心が癒されます。物語の中にも出てくる、ふなっしー的位置付けに、ばななさんの小説もある気がします。 昔は登場人物の決断の男前っぷりに、そうだそうこなくちゃ、って思いがしたものの、今となっては主人公がどんな決断をしても、それは間違い...
心にそっと寄り添うような文章。相変わらず、弱っている心が癒されます。物語の中にも出てくる、ふなっしー的位置付けに、ばななさんの小説もある気がします。 昔は登場人物の決断の男前っぷりに、そうだそうこなくちゃ、って思いがしたものの、今となっては主人公がどんな決断をしても、それは間違いではないよな、と思える。いつでもベストな決断ができるほど、人間は強くないと思うから。 ただ、間違えに気づいたら、修正しなくちゃいけない時がいつか来るんだと思う。自分にとって大事なものを取り戻すために。
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地元を舞台にした話と、知り合いが良いからと勧めてくれたので読ませてもらったがこの手の小説は苦手だという事を再認識した。どうも、主人公のしっかりしてるのか、フワフワしてるのかよく分からない心持ちと、周りの人間の何となくわざとらしい会話がどうしても馴染めない。歳をとったオヤジのひがみ...
地元を舞台にした話と、知り合いが良いからと勧めてくれたので読ませてもらったがこの手の小説は苦手だという事を再認識した。どうも、主人公のしっかりしてるのか、フワフワしてるのかよく分からない心持ちと、周りの人間の何となくわざとらしい会話がどうしても馴染めない。歳をとったオヤジのひがみかもしれなしれないが吉本ばななさんは当分読まないと思う。
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久しぶりにすっきりと好きだと言える吉本ばなな作品。いちいち分かる!と思いながら読みました。しかも、好きな言い回しをもう1度探そうとして2回も読んでしまった(笑)少しだけ死というものを意識させてくれた。死は生の対極にあるものでもないってことも。カラーとモノクロの世界みたいなものなん...
久しぶりにすっきりと好きだと言える吉本ばなな作品。いちいち分かる!と思いながら読みました。しかも、好きな言い回しをもう1度探そうとして2回も読んでしまった(笑)少しだけ死というものを意識させてくれた。死は生の対極にあるものでもないってことも。カラーとモノクロの世界みたいなものなんだろうか。梨の妖精は私も好きです。いつかスタンダードになってくれますように。
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親の不仲の影響を受けた娘が3人登場。そんな子供は世の中ゴマンといるわけで、珍しくも何とも無いし、概ね皆普通に生きている。それを特別な境遇として不幸な人々?のように描いている感じがそもそもどうなのかと。28歳にしては少々子供っぽいし、日常の大半を占める仕事の話が殆ど出てこないし、狭...
親の不仲の影響を受けた娘が3人登場。そんな子供は世の中ゴマンといるわけで、珍しくも何とも無いし、概ね皆普通に生きている。それを特別な境遇として不幸な人々?のように描いている感じがそもそもどうなのかと。28歳にしては少々子供っぽいし、日常の大半を占める仕事の話が殆ど出てこないし、狭い船橋駅前エリアで物語が展開するし、全体的にファザコン臭があるし。恋愛小説なのか?家族小説なのか?もよくわからない。男と別れた女の成長小説&船橋の宣伝小説としては悪くないし流石に筆力も感じるが、50を超えた作家の作品とは思えないふわっとした軽いテイストで、20代独身女性向け作品かな? あと、時制がよくわからないのだが、15歳時にふなっしーの縫いぐるみを手にして、現在28歳という事は2025~6年ぐらいの世界を描いているのだろうか?この辺がよくわからなかった。
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ふなっしーのこと すこしゆるせそうな気がした ばななさんというフィルターを通すと それまで嫌いだったもの どうでもよかったものが とたんにきらきらしはじめて ほっとけなくなる
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ふなっしーと船橋という土地を軸に1人の女性の人生のヤマを描く。船橋に生まれ育ったワシには、馴染み深い場所や店でそれらが繰り広げられたことが面白く、梨の妖精、というか妖精の役目について言及され、肉の妖精(をうそぶくワシ)的にも面白かった。ちょっと色々あったけど平安な生活を送る主人公...
ふなっしーと船橋という土地を軸に1人の女性の人生のヤマを描く。船橋に生まれ育ったワシには、馴染み深い場所や店でそれらが繰り広げられたことが面白く、梨の妖精、というか妖精の役目について言及され、肉の妖精(をうそぶくワシ)的にも面白かった。ちょっと色々あったけど平安な生活を送る主人公は、しかし短時間で多くのドラマに巻き込まれる。それは幸せなことばかりではないが、受け止める力、のようなものが感じられ、ゆるやかな温かみを読者にもたらす。著者の、淡々としながらも、豊かな比喩や修飾表現で、物語の鮮やかさが増していた。
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メルヘンなのか、普通の小説なのか? 幽霊は出てくるくせに、妖精は出てこない。 「ふなっしー」っと普通に書いてあることも有れば、梨の妖精という言い方も。 固有名詞が何らかの問題で出せないのかと思ったのですが、普通に「ふなっしー」t言ってる時もある。 ふなっしーで統一されたほうが読み...
メルヘンなのか、普通の小説なのか? 幽霊は出てくるくせに、妖精は出てこない。 「ふなっしー」っと普通に書いてあることも有れば、梨の妖精という言い方も。 固有名詞が何らかの問題で出せないのかと思ったのですが、普通に「ふなっしー」t言ってる時もある。 ふなっしーで統一されたほうが読みやすいのだけど、何故か気になった。 話としては普通かな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「いつも小さなことにふりまわされて、地味でぱっとしなくて、いろいろなことの規模も小さくて、でも自分なりに軸を持って生きている。失敗だらけで、ろくでなしかもしれなくて、でも人生にはちゃんと感謝をしている。そんなふうでもいいではないか。生きているだけで、もういい。だれがそのことを攻められるだろう。」
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