怒鳴り癖 の商品レビュー
藤田さんが書く男っぽさが出てていいものはいいんだけれど、やはりこの人は、長編がいいかなあ。短編で、あれ? これで終わりなんですか? というのがあってね。 個人的には最後ふたつの「時には母のない子のように」「消えた女」が良かったさ、物語の空気感で。
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藤田宜永さんらしい6編の短編集で構成されている。どの主人公も、こういう人って確かにいるよな思わせる。身近な友人が描かれているようなリアリティがあり、ついつい読まされてしまう。中年以上の男女の描き方がうまい作家だなと思う。
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- ネタバレ
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『怒鳴り癖』が一番面白かったなぁ。私も怒鳴られたりするのが苦手。そういう人って多いと思う。落ち着いて話してくれればちゃんと理解出来るから。怒鳴ることで自分だけストレス解消しないでほしい。怒鳴られる側は結構ストレスになるんだから・・・と思っている。 『怒鳴り癖』を長編で読みたかった。
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「瞬間湯沸かし器」と呼ばれるような主人公は、今では貴重な存在かもしれません。 題名の作品は面白かったです。
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気が短く、つい怒鳴り散らしてしまう男が、暴漢に襲われる。首にした元従業員の復讐なのか?。表題作ほか全6編、人生に迷う男を描いた短編集。 いくつか自分もと思い当たることもある短編集でした。
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