今だから小沢一郎と政治の話をしよう の商品レビュー
一般にその行動が理解しにくいとされてきた政治家小沢一郎とフランス文学・哲学研究者である慶応義塾大学SFC教授堀茂樹の対談をまとめた本である。 以前、評論家三浦雅士が聞き手の対談本、経済学者岩井克人の「資本主義から市民主義へ」と、同じく三浦雅士との対談本、経済学者佐伯啓志の「資本主...
一般にその行動が理解しにくいとされてきた政治家小沢一郎とフランス文学・哲学研究者である慶応義塾大学SFC教授堀茂樹の対談をまとめた本である。 以前、評論家三浦雅士が聞き手の対談本、経済学者岩井克人の「資本主義から市民主義へ」と、同じく三浦雅士との対談本、経済学者佐伯啓志の「資本主義はニヒリズムか」を読んだ。 政治と、経済との違いはあるが、主人公が言ってきたこと、取ってきた行動の一貫性を聞き出すについて、聞き手のきちんとした評価軸、思想性、哲学性がとっても重要だと思っている。 三浦雅士と経済学者二人との対談集は、その奥の深さに感心しながら楽しく読めた記憶がある。 今回、聞き手の堀茂樹については、初めてその存在を知ったが、フランスという窓口から入り、ギリシア哲学にも言及し、鴨長明の「行く川のながれは絶えずして・・・」で、万物流転の生成との関連を述べている。 結びに、小沢一郎が言った「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない」。の深い意味が理解できない人たちにとって、一生小沢一郎を理解できないでしょう(笑)。
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日本人がきちんと自立しなければならない。 民主主義が定着しないといけない。 小泉政権が続くうちに、自己責任と言う言葉の意味が日本社会のなかで変な方向へ逸脱してしまった。政治理念は自立と共生が小沢さんの政治理念。
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