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闘争の倫理 の商品レビュー

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2022/05/01

早大で長年ラグビー部監督を務められた大西鉄之祐さんによるスポーツ論。ほとんど哲学書です。 戦争体験から、人間が究極の状況においてなお自己をコントロールできるようになるために、戦後はスポーツ教育に取り組まれます。教育としてのスポーツ。そこに金が絡むことを否定する。まさにアマチュアリ...

早大で長年ラグビー部監督を務められた大西鉄之祐さんによるスポーツ論。ほとんど哲学書です。 戦争体験から、人間が究極の状況においてなお自己をコントロールできるようになるために、戦後はスポーツ教育に取り組まれます。教育としてのスポーツ。そこに金が絡むことを否定する。まさにアマチュアリズムを正面から説かれています。スポーツだけでなく、禅、西洋哲学も深く学ばれていて、語られる内容は難しいところも多いですが、スポーツというのはここまで深く捉えて考えることができるのかと驚かされました。

Posted byブクログ

2020/02/16

7割は、対話・討論形式で記述されており、読んでいる途中で、何について意見が交わされているのか、判らなくなってしまうことが多かった。これは、本の方に難があるのか、読み手の力量不足によるものか、おそらく後者であろうと思う。実際にその討論の場にいれば、識者達の直の話しの熱も感じ、意識に...

7割は、対話・討論形式で記述されており、読んでいる途中で、何について意見が交わされているのか、判らなくなってしまうことが多かった。これは、本の方に難があるのか、読み手の力量不足によるものか、おそらく後者であろうと思う。実際にその討論の場にいれば、識者達の直の話しの熱も感じ、意識に入って来るものも多くあるのだろうが、これを活字にすると、半減してしまったところもあろうかと思う。 本書では、アマチュアリズムについて述べられているところが随所にある。これは、私の中で、子供の頃教えられた、『オリンピックは、アマチュアの大会』が、近年では、プロの国際大会化しているところに感じていた一種の違和感を、種々の問題が浮き彫りになった東京五輪を前に、改めて思い起こさせたものであった。

Posted byブクログ