東京結合人間 の商品レビュー

白井智之(著者)

2024/06/30

白井さんのはこれが２冊目。
第一作より更に猟奇的だけど、やっぱりちゃんと推理小説になってる。凄いなあ。
ん？でも、もしかしてもしかしたら、ストックホルム症候群的な感じでそう思えるのかも。
皆さん、どう思いますか？

2024/04/27

いきなりのエログロから始まる物語。

最初は「ア●ル愛好家か？」と思いつつ読み進めていたら、あらあら。なんだか《ムカデ人間》を彷彿とさせる結合（ケツだけに）を始め、読んだことがない一風変わった変態世界観に目が離せない。

なかなかエグい描写の数々で目を塞ぎたくなるが、それすら私の大好物。伏線回収も上手く、エログロエグの三拍子揃った本作は一日で読み終えてしまうほどに面白かった。

また別の作品も読みたいと思う。

2024/03/30

世界観が特殊すぎて何を読まされてるんだと思ったし、気が狂うかと思ったが、最後の最後まで絡み合う伏線が凄すぎて楽しく読めた。
設定もあり頭フル回転させながら読み進めるのが、疲労感もありつつそれ以上の楽しさがあった。

2023/08/04

2015年。これ2作目かな。
結合人間、羊歯病、オネストマン、ジョイントマン。よくこんな世界を思いつくな、という異世界。とりあえず押さえないと。
千葉NTあたりをモデルにした町での少女売春組織。3名の若者が仕切ってる。八丈島あたりの孤島、呉田島（くれたとう）で映画を撮ろうということになり出演者とともに船へ。3人を殺すよう依頼された探偵に殺される。
操縦士をなくした船はくれたとうにはつけなくて、カリガリ島なる夫婦と娘が館に住む島にたどり着く。クローズドワークルの始まり。設定がアレだが、本格ミステリー・・・なんだが、二転三転。
前作より読みにくかったかなぁ。ここまで異世界な設定にしないと、もはやミステリーは成り立たないのか。出尽くしてる感はあるけれど・・・

2023/04/12

設定と世界観を飲み込むのに一苦労。寺田ハウスの犯罪集団の所が誰にも感情移入出来なくて読み進めるのが遅くなった。
ガリカリ島に着いてからがミステリの本番で、面白く読み進めてはいたけど中々頭が付いていかず……。
小奈川先生の危ない事からは全力で逃げろ、というのはホントその通り、圷氏は娘からも逃げるべきだった。。丘野がオナコで女だったのは多少驚いた！

2023/03/08

前半、グロい表現たくさん。
本を閉じたくなるぐらいグロいけど、続きが気になってしょうがなくなる。
すごい世界観で面白かった！

2021/04/11

これまた奇想天外な世界観で、しかし緻密で大胆な本格ミステリだ。気持ち悪さと怒涛の展開はさすが。人を選ぶが傑作。

2019/06/14

凄い。こんなむちゃくちゃな特殊設定でその設定を綺麗に生かしてきっちり本格。前半はエログロに辟易しながら読み、船に乗ったらあっという間に…！！あの設定とあれは…などと想像はしたけれどクローズドサークル内のあれこれ、更にはエピローグまで想像の一枚上をいかれた感じです、無駄なく綺麗にできていると思います。難があるとすれば凄いエログロだからどうも話にどっぷりつかるというより一歩引いた目線で読んでしまい楽しかった！という感じではないところかな。でもこれからが楽しみなので今後もこの作家さんは追いかけて行きたいです。

2019/04/20

1ページ目から食事中に読まなくて良かったと思った。
この著者の本は何冊か読んだが、相変わらず面白く変わった設定。

2019/02/23

ウーン。嘘をつけないという設定はおもしろかったけど、結合とか、結構グロくて、あまり感情移入できなかった。