プラージュ の商品レビュー
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悪くはないけど、誉田哲也さんの良さが出てるかと言われると微妙。 1番記憶に残ってるのは、主人公が就活の会社行った時に前の会社の上司とあってお前のせいで迷惑がかかったと絶望するところかな。 ゴミのポイ捨てや、信号無視とか破ったところでどうでもいいものもあるけど、破っちゃいけないラインを越えるととてつもない制裁が待っているのだと。世間の制裁は恐ろしい。 人間疲れてる時は注意だな。 後半にかけては少しペースが失速してる感じもあります。終わりは少し無理に盛り上げようとした感じでした。
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シェアハウス「プラージュ」に住むいろいろと訳ありの人たち。犯罪をおかした人の更生をテーマにテンポよく展開していく。小説の中に描かれている希望も、現実社会ではもっと厳しく難しいと思う。ハートフルな読後。
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読みやすかったです。 途中、誰が誰か混乱してしまったけど、それはそれでも楽しめました。 推理とか結末に少し頭を働かせすぎて、物語の本質的なところがあまり私に響かなかったけど、 でもなぁ、そうだなぁ… 難しいですね。 罪を償う、やり直す、ということ… 誰がそんなの判断するのでしょう...
読みやすかったです。 途中、誰が誰か混乱してしまったけど、それはそれでも楽しめました。 推理とか結末に少し頭を働かせすぎて、物語の本質的なところがあまり私に響かなかったけど、 でもなぁ、そうだなぁ… 難しいですね。 罪を償う、やり直す、ということ… 誰がそんなの判断するのでしょう。 何を持って償うというのでしょう。 うっかりしてしまった犯罪から、 理由もなく人を傷つけてしまう、犯人の動機なんて到底理解できない犯罪まであります。 「あぁ、この人はもう大丈夫だ。ちゃんと罪を償って、やり直して生きていける」なんて誰が判断できるのでしょうか。 表面だけ取り繕ってる人もいれば、きっと本当に反省している人もいるし、それを信じてあげる人が必要なのも確か… この話を通してそれは感じだけど。 もし自分の大切な人が傷つけられたら、いくら犯人が猛省していても、やり直して新しい人生を歩むなんて認めたくない気がします。 難しいですね。
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前科者で執行猶予中の貴生が火事で焼け出され辿り着いたのはプラージュというシェアハウスだった。 前科者故なかなか仕事が決まらない中、それでもそれも自分の罪と受け入れ、なんとか人生を立て直そうと足掻きながら、シェアハウスの住人たちと交流を深め、成長していく貴生。 罪人たちの罪は一生か...
前科者で執行猶予中の貴生が火事で焼け出され辿り着いたのはプラージュというシェアハウスだった。 前科者故なかなか仕事が決まらない中、それでもそれも自分の罪と受け入れ、なんとか人生を立て直そうと足掻きながら、シェアハウスの住人たちと交流を深め、成長していく貴生。 罪人たちの罪は一生かかっても赦されないのか。人にやり直すチャンスはあるのか。 ここで描かれる罪は、正直まっとうに普通に生きていれば犯さない罪ばかりだけど、この住人たちのような犯し方であるならば、確かにやり直しのチャンスはあってもいいなと思える。 罪の定義なんて人が勝手に決めた枠組みで、そんなことより今どんな行動をするのかが重要なのかもしれない。
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後ろめたい過去を持つ人たちが住まうシェアハウスのお話。いつもの誉田さんとは違うお話の進み方で、最後の方までAは貴生だと思っていました。なかなか面白かったです。
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シェアハウスの住人と記者がどこで ひとつの物語に繋がるのか楽しみながら読んだ。 主人公のキャラクターが少し弱いかな。。
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前科をもつ人たちのシェアハウスで、人生を再生していくお話。 過ちを犯したとしても、反省して誠実に生きていけば、社会復帰が出来る、そんな世の中であってほしいけども、なかなか難しい、、というのも、わかるし…。 誉田氏の小説は初読みで、もっと怖いというか、そういう感じなのかと思っていま...
前科をもつ人たちのシェアハウスで、人生を再生していくお話。 過ちを犯したとしても、反省して誠実に生きていけば、社会復帰が出来る、そんな世の中であってほしいけども、なかなか難しい、、というのも、わかるし…。 誉田氏の小説は初読みで、もっと怖いというか、そういう感じなのかと思っていましたが、とても、優しい話でした。
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さあ『犯人探し』始めよう! 犯人探しと言っても犯人ではなくてあくまで比喩的表現だけどね 最初はうまいこと隠されていてちょっとずつ見えてくるんだけど 最終的にあの人が『犯人』だったんかーい! そしてこの作品では脛に傷持つ人たちの社会復帰とは個人の問題ではなく社会の問題そうまさに自分たちひとりひとりの問題だってことも突きつけてきます
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罪を犯した人たちの出所後の行方って なかなか知ることはない。 住むところ、仕事、生きがい… みんながこんな風に悔い改めて生きていけるか 難しいと思うし 再販率は高いのだろうけど 確実に更生する人はいるのだから その判断は難しいな。 もし職場に元犯罪者がいたら… 偏見を持たずに接す...
罪を犯した人たちの出所後の行方って なかなか知ることはない。 住むところ、仕事、生きがい… みんながこんな風に悔い改めて生きていけるか 難しいと思うし 再販率は高いのだろうけど 確実に更生する人はいるのだから その判断は難しいな。 もし職場に元犯罪者がいたら… 偏見を持たずに接することはきっとできない。 でもその犯罪の背景をできるだけ考えていけるようになりたいとは思う。 毎日触れる数多の犯罪の後ろの本質を知らなければならないと思う。 本作では その中に一人記者が潜入捜査?しているので それがどの人だろう というのが一番の関心ごととなって読んでしまったが 結果的にあんまりピンとこなかった。
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許されるってどういうことなのか。一度間違えた人間は、どうなると許されるのか、人間社会の課題を問う作品なのかな。舞台設定はエンタメ的で、無理やり感は否めないけど、展開は巧みだ。ただ結末は好みじゃない。倒叙的にもっていったのはどうかなぁ。
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