マスコミ漂流記 の商品レビュー
最高。何十年も前に別バージョンで読んだが、60~70年代の日本のマスコミの雰囲気がよくわかる。これを2015年に叢書の一つとして入れるという幻戯書房のセンスも最高。ちょっと高いけど。
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野坂氏の30歳前後の、永六輔氏へのコンプレックスを抱えながらマスコミ業界にしがみつき、なんとか糊口をしのぐ姿に少しばかりペーソスを感じました。また、実父のために身銭を切ってブルーフィルムを借りてくる行為に、本当の肉親への優しさを見る思いがしました。野坂氏はまちがいなく、私のお気に入りの作家のひとりです。
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