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ねがい の商品レビュー

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2020/09/22
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19時19分音楽室からスタートし、背後の幽霊と会話を続け、無事生徒玄関にたどり着くと願い事が何でも一つ叶うというおまじない。ただし失敗すると代償に大切な物を失う。そのおまじないを友人が実行したことにより奈々の日常は狂い始める。 携帯ホラー小説。同作者である「カラダ探し」はコミカライズ版で一度途中まで読んだが、小説は初めて。学校に伝わる、願いが叶うという噂。19時19分に音楽室に赴き、そこにいる幽霊が背後からついてきて、その幽霊と会話を続け、かつ幽霊から質問をされず、壁が人の顔の形に盛り上がってうごうごする辺りは気持ちが悪くて寒気がした。途中で出てきた、やたら声のでかい少女の幽霊は狂気的だし、いろいろオンパレードだったなぁ。声のでかい狂気的な少女は前作の「赤い少女」を彷彿とさせた。また、おまじないを1回目をやって怖い目にあったし、2回目は確実に失敗する可能性があると知っているのに、主人公の思考が憑依している幽霊の所為でどんどん、2回目をやりたくて仕方がない!をいう気持ちに誘導されているのは鳥肌が立った。携帯小説だからなのか、恋愛描写がホラー描写より多かったのは残念だが、ホラーパートだけでも結構怖く、楽しく読めた。ただ、主人公のサポート的立場にある男子生徒が二人出てくるが、先輩の方はキャラクターにかなり癖があり、ホラーの空気を壊し気味なので好き嫌いははっきり分かれそう。

Posted byブクログ