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黄金仮面 の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/09/16

黄金仮面の正体がまさかあの人だとは思いませんでした...。 それにしても私の好きなものはみんなパリに由来するものばっかりでビックリ!

Posted byブクログ

2023/09/15

黄金仮面VS明智小五郎の長編。はっきり言って話も登場人物もかなり大味です。作者的にもそれは意識してやってるようで「大衆向け」に作ったとのこと。なのでエンタメ度は高い。高いけどなーんかハマらない。おそらくそれは作者の持ち味である「エログロ」を封印してしまっているせいで、そのため&q...

黄金仮面VS明智小五郎の長編。はっきり言って話も登場人物もかなり大味です。作者的にもそれは意識してやってるようで「大衆向け」に作ったとのこと。なのでエンタメ度は高い。高いけどなーんかハマらない。おそらくそれは作者の持ち味である「エログロ」を封印してしまっているせいで、そのため"普通"な小説になってしまってる気がします。「黄金仮面の正体」というフックもありますし、後半はアクション要素が増えてくるのですが、それだけではちと弱い。もっと不健全な内容の方があたしゃ好きだね。

Posted byブクログ

2023/06/09

「江戸川乱歩」の長篇ミステリ作品『黄金仮面 (江戸川乱歩文庫)』を読みました。 『蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)』、『江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(9) 怪奇四十面相』に続き「江戸川乱歩」の作品です。 -----story------------- 黄金の仮面をかぶ...

「江戸川乱歩」の長篇ミステリ作品『黄金仮面 (江戸川乱歩文庫)』を読みました。 『蜘蛛男 江戸川乱歩ベストセレクション(8)』、『江戸川乱歩・少年探偵シリーズ(9) 怪奇四十面相』に続き「江戸川乱歩」の作品です。 -----story------------- 黄金の仮面をかぶった怪人「黄金仮面」が出没し、上野公園で開催された産業博覧会で出品された天然大真珠「志摩の女王」を盗んでいく。 脱出の途上、怪死を遂げたかに見えた「黄金仮面」だが、日光山中の美術蒐集家の「鷲尾侯爵家」の周辺でその姿が確認される。 結婚を控えた「鷲尾家」の娘「美子」が怪盗の正体を見るや彼女にせまる危機! 湖上に逃げた怪人の意外な正体とは? さらに驚きの怪事件が続出する。 意味ありげな「A.L」の文字を見つけるが…名探偵「明智小五郎」の推理が冴えわたる! ----------------------- 雑誌『キング』に1930年(昭和5年)9月号から1931年(昭和6年)10月号に連載された作品で、3度もテレビドラマ化されている「江戸川乱歩」の代表作のひとつ、、、 なんと、フランスの怪盗「アルセーヌ・ルパン」や、その共犯として「ルパン三世」にも登場する「不二子ちゃん(大鳥不二子)」も登場します… 「アルセーヌ・ルパン」を追う元パリ警視庁刑事部長「エベール」も登場する、なかなかスケールの大きな作品でしたね。 ある年の春、黄金色の仮面を被った怪人物「黄金仮面」の噂が世間を賑わせていた… 噂が新聞の社会面にまで取り上げられるようになった頃、上野好演での博覧会にその「黄金仮面」が現れ、展示品の大真珠を盗んで逃げるという事件が起きた、、、 それから数日後、日光市の「鷲尾侯爵邸」に黄金仮面から予告状が舞い込んだ… 「鷲尾氏」所蔵の古美術品を盗み出すというのだ。 「鷲尾侯爵」から連絡を受けた東京警視庁の「波越警部」ら刑事たちが厳重警備する中、侯爵の娘「美子」が何者かによって入浴中に殺害されてしまう… と、そこへ名探偵「明智小五郎」が現れる、、、 大胆不敵な手口で日本の古美術品を次々に狙っていく怪人「黄金仮面」… その怪人に恋をした「大鳥不二子嬢」を守るため、事件の渦中へと飛び込んでいく、ご存じ「明智小五郎」、、、 現場に残された「A・L」の記号はいったい何を意味しているのだろうか… 名探偵「明智小五郎」も怪盗の狡知に振り回され、切歯扼腕するばかり。 無気味な仮面の下に隠された素顔を「明智」はあばくことができるだろうか… 頭脳の闘いなら「明智」も負けてはいない、、、 恐るべき敵の正体を明らかにし、凱歌を奏する日も近い… 手に汗握る推理と冒険の結末は!? 「アルセーヌ・ルパン」シリーズを彷彿させるような娯楽性に富んだ作品でしたね… 先日読んだ『蜘蛛男』をグレードアップさせたような感じかな、、、 フランスの怪盗「アルセーヌ・ルパン」vs日本が誇る名探偵「明智小五郎」の夢の共演… ドリームマッチが愉しめましたね。

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2019/01/23
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面白かったです!ロマン(というより浪漫)のある犯罪、ていうかこの時代の雰囲気がそもそも浪漫なのか?テンポが良くてどんどん進んでしまいます。ルパンと明智のめくるめく攻防も目が離せない。他の作品もこれからどんどん読もう!! でもルパンの黄色人蔑視はショック、どうして乱歩はこういう描写を入れたんだろう??

Posted byブクログ

2018/05/26
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突如出現した金色の仮面をかぶった怪人、黄金仮面。泥棒を働き、人々を恐怖に陥れる彼は実は世界にその名を轟かせる怪盗アルセーヌ・ルパンであった! 物語の後半までルパンであることを伏せられていたが、しろうと探偵・明智小五郎をことごとく翻弄するさまはなるほど、ルパンでなければつとまらない。 結果、ルパンは逃げおおせてしまいますが、国宝は無事戻ったので、明智の勝利という事になってます。 相変わらず大がかりなトリックが「んなアホな!」ですが、力技で「そうかな?」と思わせてしまうところはさすがです。

Posted byブクログ

2015/10/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

私の年代では乱歩は皆、少年探偵団から入門するんですが当時の月刊誌少年にはアトムと28号っていう2大モンスターがいて私はあまり興味なかった。中学になり活字中毒が慢性化してきたところで興味も純文学とかよりも大衆娯楽の方に大きく傾斜。中毒後に古本屋めぐりが日課に。さりげなく題名に誘われて買ったのがコレ。乱歩との初体験。生まれて初めて活字でワクワクさせられた。暗闇から仮面が浮き上がってくるシーンには本当に体中ゾクッてきた。今でも読後の夜明けの窓からさしこむ明かりに向かって背伸びしながら「あ~~面白かった」って叫んだ情景はしっかりと目に浮かぶ。何回か再読して発見した場所が(ツッコミどころ)出るわ出るわ。屈強な刑事たちに縛られてコチョコチョされる恥ずかしさを妄想するヒロイン。しかも殴られるのを妄想でなくコチョコチョを妄想するなんて・・・・・って思ってたら、あるご婦人いわく「私も殴られる方が絶対イイ。くすぐったいのだけは死んでもイヤ」だと。

Posted byブクログ