レヴィ=ストロース 新装版 の商品レビュー
レヴィ・ストロース論3冊目 ちょっと昔でマイナーな入門書だけど、わかりやすく楽しく読める 『親族の基本構造』から構造主義、文化と自然の議論に繋がる流れをうまく理解できたのに対して、神話の研究は腑に落ちる段階まで理解できてない気がする 自分がレヴィ・ストロースについて勉強し始め...
レヴィ・ストロース論3冊目 ちょっと昔でマイナーな入門書だけど、わかりやすく楽しく読める 『親族の基本構造』から構造主義、文化と自然の議論に繋がる流れをうまく理解できたのに対して、神話の研究は腑に落ちる段階まで理解できてない気がする 自分がレヴィ・ストロースについて勉強し始めるきっかけになった「野生の思考」について、その輪郭がはっきり見えてきて、「未知の大地」に胸を躍らせる思いをより具体的で確かなものにできた 自分にとっても馴染み深い文化相対主義について、レヴィ・ストロースがここまで積極的に議論していたことを知ることができたのもよかった これからの課題として、まだ彼の意味する「器用仕事」の概念が具体的に気になるのと、神話の例を流し読みしてしまうせいで、神話研究における二項対立の理解が甘い点がこれからの課題だと思う
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