ついてくるもの の商品レビュー
「残穢」ほどの恐怖ではなかった。 どちらかといえば気味の悪い話。 なかでも、原因や理由がなにひとつ解明しない、理不尽な事故のようにも思える「裏の家の子供」が不気味。 著者らしき人物がまず登場し、蒐集した怪談を披露するというスタイルが続くので、途中から少し飽きてしまう。
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読む前は、稲川淳二さんが話すようなやつなのかなと勝手に思ってたのですが、一つ一つがとても面白かったです。 個人的には「八幡藪知らず」が一番ドキドキした。 この作家さんのは初めて読んだので、他のも読んでみようと思います。
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ノベルズ版を持っているので再読。但し、文庫版とは収録作に異同がある。 表題作の『ついてくるもの』が一番好きだ。 人形というのはこれまでに様々な作品が書かれてきた、怪奇小説では定番のモチーフ。タイトルが平仮名で『ついてくる』になっているのもいい。
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実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。“取り憑かれる”...
実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。“取り憑かれる”ホラー短編集。
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