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世界を制した日本の名馬たち の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2023/08/01

かつて、日本馬による海外レースが快挙であり、当たり前のことではなかったころの物語である。 どうして、日本馬による海外レースが驚かれないようになってきたのか。馬のレベルアップは勿論のことだが、そのために尽力した人のレベルアップも看過してはならない。また、手探りの中、悪戦苦闘した、...

かつて、日本馬による海外レースが快挙であり、当たり前のことではなかったころの物語である。 どうして、日本馬による海外レースが驚かれないようになってきたのか。馬のレベルアップは勿論のことだが、そのために尽力した人のレベルアップも看過してはならない。また、手探りの中、悪戦苦闘した、海外遠征黎明期の陣営の努力、経験、知恵が現在の日本馬の栄華に繋がっているのだろうと思う。 海外勝利が珍しくなくなった今だからこそ、敢えて、読んでみてはいかがでしょうか。遠征の裏でどのようなことが起きていたのか、どのような難しさがあったのか、どのような知恵や工夫を巡らせたのか、そうしたことが本書では描かれています。

Posted byブクログ

2018/11/06

国内のみならず海外の競馬にも精通する競馬ジャーナリストの平松さとし氏がアメリカとヨーロッパのG1を制した日本馬の遠征の舞台裏について自身の取材をもとにして書いた一冊。 海外の扉を開いたシーキングザパールとタイキシャトルやシーザリオ、カジノドライブといったアメリカで勝利を収めた馬...

国内のみならず海外の競馬にも精通する競馬ジャーナリストの平松さとし氏がアメリカとヨーロッパのG1を制した日本馬の遠征の舞台裏について自身の取材をもとにして書いた一冊。 海外の扉を開いたシーキングザパールとタイキシャトルやシーザリオ、カジノドライブといったアメリカで勝利を収めた馬、そしてデルタブルースなハナズゴールなど豪州で活躍した馬などアメリカとヨーロッパという異国の地で陣営がどのように本番まで調教やケアを行い、どんな思いでレースを迎えたのかが本書で知ることができました。 日本と環境が違うなかで馬だけでなくスタッフに対してもケアを行なったり、 巻末には著者と親交の深い武豊騎手のインタビューも掲載されており、武騎手が本書に載っているレースを制した際の心情も知ることも出来ました。 エルコンドルパサーのサンクルー大賞の時に蛯名騎手に起こったアクシデントやデルタブルースのメルボルンカップの時に想定よりも早く追い出していたことなど初めて知ることも多くありました。 そんななかでもタイキシャトル陣営のエピソードは印象に残りました。 本書を読んで陣営の苦労などのうえに成り立っていることを強く感じ、今後海外遠征が一段上の観戦をすることのできると感じた一冊でした。

Posted byブクログ

2016/07/10

図書館でパラパラ読み。学生時代、競馬にハマッてた頃に好きだったタイキブリザードが載っていたので読んでみた。 シーキングザパールやタイキブリザードの海外GⅠ勝利の裏側を20年後に知ることができた。

Posted byブクログ