キャリア官僚採用・人事のからくり の商品レビュー
2023.05.08 第一部から第三部までは⭐︎4つに値する。しかし、第四部で拍子抜け。自分が人事院の講師に招かれたことで、自分の存在、自分を見出した人事院に「酔って」しまい、残念な提言に終わっている。 そもそも人事院や会計検査院といった官庁のキャリアが他の省庁からどうみられてい...
2023.05.08 第一部から第三部までは⭐︎4つに値する。しかし、第四部で拍子抜け。自分が人事院の講師に招かれたことで、自分の存在、自分を見出した人事院に「酔って」しまい、残念な提言に終わっている。 そもそも人事院や会計検査院といった官庁のキャリアが他の省庁からどうみられているかを冷静に判断できれば人事院研修に期待することのナンセンスさはわかるはず。 最後が悪くて読後の印象で損してる。
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キャリア官僚と呼ばれる人たちは、どんな試験を突破しているのかがわかる本。 書いている人が元新聞記者なので、とても読みやすい文章です。 事務官が偉くて、技官はオタク扱いされていることにびっくりしました。 でも、東大法学部を出た人が数字に強いわけもなく、万能なわけではないのは当たり前...
キャリア官僚と呼ばれる人たちは、どんな試験を突破しているのかがわかる本。 書いている人が元新聞記者なので、とても読みやすい文章です。 事務官が偉くて、技官はオタク扱いされていることにびっくりしました。 でも、東大法学部を出た人が数字に強いわけもなく、万能なわけではないのは当たり前で…。 でも官僚には、プライドを持ってこの国の将来を考える人たちなってほしい! 尊敬できる人に官僚になってほしい!そう感じました。
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文字通り、キャリア官僚と呼ばれる国家公務員の実態について分析した一冊。 中々知ることのできない霞が関の実態やキャリア官僚について知ることができた。
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山県有朋以来の国家公務員試験とキャリア制度のあり方に激変が起きた。東大法学部卒の事務官が優遇される従来の人事慣行はどうなるのか?また、内閣人事局をはじめとする「政治主導」はどこまで浸透するのか?三十有余年にわたって取材してきた霞が関ウオッチャーが斬り込む。(2015年刊) ・はじ...
山県有朋以来の国家公務員試験とキャリア制度のあり方に激変が起きた。東大法学部卒の事務官が優遇される従来の人事慣行はどうなるのか?また、内閣人事局をはじめとする「政治主導」はどこまで浸透するのか?三十有余年にわたって取材してきた霞が関ウオッチャーが斬り込む。(2015年刊) ・はじめに ・第一部「政治主導」の波の中で 1章 激変する次官レース 2章 公務員制度改革のポイント ・第二部 官民格差 3章 国家公務員試験のカラクリ 4章 公務員試験では測れない能力 ・第三部 官官格差と文理格差 5章 キャリアとノンキャリア 6章 女性活用はどこまで進むのか 7章 官民交流は浸透するか 8章 文理格差 ・第四部 右肩下がり時代の採用・育成 9章 霞が関は新しい人材を育成できるのか 10章 カギは人事院研修 ・おわりに 刊行時に、タイトルを見て購入を見送ったが、著者の他の本を読んで買うこととした。 タイトルには、「からくり」とあるが、仕組みという意味では間違ってはいないものの、ニュアンスとして、どことなくいかがわしさを感じさせる。そのため、購入を見送ったのだが、読んでみると、霞が関ウオッチャーが論じた官僚の人事制度の話であり、第8章位までは、なかなかに面白い。 第9章では、キャリア官僚をめぐる現在(刊行時は2015年)の問題点を論じている。「大学のトップクラスではなくセカンドクラスが就く職業となっている」とか「退官ラッシュ」など職業としての魅力が減少している等、キャリア官僚の社会的な地位が低下していることを示している。それに対し、著者は、官僚の研修は、司法修習にならえと提言しているが、職業としての魅力が低下している官僚となるために、果たして、受験者側が司法修習並の手間をかけることが可能であろうか。著者は、研修で不適格者をふるいにかけるとしているが、任用されないリスクに見合った、処遇(霞が関の過剰労働と安月給に耐えうるであろうか。)が用意されなければ、そっぽを向かれるだけではないだろうか。著者のいう研修の重要さは、否定しないものの、読了後、問題点がはぐらされた気がした。
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東大法学部卒は作文はできても数学の能力は劣る。金融マーケットを相手にしたときは、全く手も足も出ない局面に遭遇してしまう。 東大法学部を頂点とする日本の法学部の凋落ぶりと、今後の課題について考えさせられた。
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私と同い年で、読売の記者として出発し、大蔵省、通産省、農水省、経企庁などの霞が関を担当してきた視点で、官僚の生態を抉り出した著作だ。 政治主導の波の中で、激変する次官レース、公務員制度改革のポイント、国家公務員試験のカラクリ、官官格差と文理格差、右肩下がり時代の採用・育成などどの...
私と同い年で、読売の記者として出発し、大蔵省、通産省、農水省、経企庁などの霞が関を担当してきた視点で、官僚の生態を抉り出した著作だ。 政治主導の波の中で、激変する次官レース、公務員制度改革のポイント、国家公務員試験のカラクリ、官官格差と文理格差、右肩下がり時代の採用・育成などどの項目をとっても納得できる内容であった。 最終章「カギは人事院研修」ということで、ご自身の研修講師体験んも交え、霞が関官僚制度改革の投げかけで終了している。 さらっと、読め、いい時間をおくることができました。
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