数値波動水槽 の商品レビュー
土木学会の海岸工学系の本ということでなかなか専門外の人には手にとってもらいにくいが、内容は、自由表面のある流体(水)の計算をどのように扱うのかといった内容が、非常によく網羅されているものとなっているので、初心者は厳しいが、初級・中級のこれから先に進みたい方にはぜひオススメの本。 ...
土木学会の海岸工学系の本ということでなかなか専門外の人には手にとってもらいにくいが、内容は、自由表面のある流体(水)の計算をどのように扱うのかといった内容が、非常によく網羅されているものとなっているので、初心者は厳しいが、初級・中級のこれから先に進みたい方にはぜひオススメの本。 2013年10月現在では、粒子法(MPS法)の最新の研究内容(高精度粒子法など)がまとまっているのも、この本以外にはない。
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書籍紹介文から: 本書では、Navier-Stokes式の数値解法を軸とした手法に焦点を絞り、3つのワーキンググループを設けて活動しました。 WG1「数値波動水槽の基礎理論」では、ツールとしての数値波動水槽の基礎理論を扱い、初学者にも配慮した数値解析手法の基礎事項の解説も交えつ...
書籍紹介文から: 本書では、Navier-Stokes式の数値解法を軸とした手法に焦点を絞り、3つのワーキンググループを設けて活動しました。 WG1「数値波動水槽の基礎理論」では、ツールとしての数値波動水槽の基礎理論を扱い、初学者にも配慮した数値解析手法の基礎事項の解説も交えつつ、VOF法、CIP法、Euler-Lagrange法、粒子法など近年発展の目覚ましい自由表面流解析手法とその海岸波動解析への応用について取りまとめました。 WG2「数値波動水槽と漂砂の計算力学」では、数値波動水槽の科学的な適用対象として砕波帯のダイナミックスに注目し、本格的な適用を前に、砕波帯の計算力学の研究現況を明らかにすることに注力しました。 WG3「数値波動水槽と海岸構造物設計」では、数値波動水槽の実務的な適用対象としての海岸施設設計について扱い、数値波動水槽を用いた設計の現状をレビューして、設計サイドから求められる計算技術像を明らかにしました。 この種のテーマに従事する研究者の今後の取り組みが加速され、将来、海岸構造物設計法革新の核となるべき数値波動水槽の発展の一助となることを願っています。
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