花咲小路二丁目の花乃子さん の商品レビュー

小路幸也(著者)

2024/09/03

今回の主役は花屋の花乃子さん。だけでなく　めいちゃん。
花咲小路商店街の沢山の出演者たちもそれぞれにとてもいいスパイスで混ざり合っている。
魔法使いの様なお花の力を持つ花乃子さん。その魔法をしっかりと感じられるめいちゃん。前回からの出演のミケさん　初回のセイさん。本当にたくさん出演しているのだけれど、みんな仲間であり家族の様で読んでいる私まで参加している気分。

お花の力って素敵だな。花言葉の本を探してみようかなと本気で思う。
魔法が使えるようになったらいいな☆彡

2024/06/05

お花屋さんを中心に、その花咲き小路二丁目商店街を舞台に繰り広げられる物語。

花言葉の力で、様々な問題を解決していきます。
不思議な力を持った花乃子さん、そこに住み込みで働く事になった従姉妹のめいちゃん、そして花乃子さんの双子の弟、柾と柊。それを取り巻く人々が素敵です。
ほのぼのではなく、探偵のような、ミステリー？の要素もあるような…最終的にハッピーエンド。
なんとなくうるっとくる部分も。
読み出して、一気に読んでしまいました。

2024/02/27

今回はお花屋さんが主人公。
柔らかく明るい雰囲気ですいすい読めました。
個人的には起承転結の結をもうちょっと丁寧に描いて欲しかったなぁ。

2023/12/06

花咲小路シリーズ第3弾。
花の店　にらやまが今回初めて舞台。亡くなった両親の後を継いで、長女の花乃子さん、双子の弟の柾と柊が営んでいる。そこへ、従兄弟の高校生のめいちゃんが、居候してお店を手伝う事になる。
ミケさん、セイさんなど、商店街のいつものメンバーも登場して、お花を買う人のトラブルを解決していく。
飽きのこない、あったか〜い展開。

2023/04/04

花咲小路二丁目にある「花の店にらやま」の女主人の花乃子さん。読みは「かのこ」で冒頭にフリガナ振ってあったのに見逃したのと、同シリーズの他の本で「はなのこ」と思い込んでいたいたんで最後の方まで「はなのこ」で読んでいた。
まあ、不思議なだけど素敵な名前だなと思っていたのに「かのこ」だったとは・・・。結構、読み方で印象が変わる。「はなのこ」は柔らかいイメージだけれど「かのこ」はちょっと硬くて鋭い感じがする。
そんな花乃子さん、不思議な能力がある。語り部になっているいとこのめいちゃんに言わせれば花乃子さんは魔法が使えるらしい。
花の店にらやまは、花乃子さんめいちゃんに加え花乃子さんの弟で双子の柾と柊の4人で営んでいる。
そこにこのシリーズの元祖主人公ともいえるセイさんこと矢車聖人さんやシリーズ度々登場のミケさんが絡み事件や、問題を解決して行くお話し。問題には二つの恋愛問題も含まれ最後はハッピーエンドを迎える。

2023/01/17

セイさん、淳ちゃん刑事さんの次は、花乃子さんと思いきや、主人公はめいちゃん。訳あって高校を中退し、花咲小路商店街の花乃子さん（従姉）のお花屋さんで働くことに。花乃子さんは以前、ご両親を事故でなくし、それから双子のお兄ちゃん（柊、柾）と一緒に「花の店にらやま」を経営。悲しみから立ち直ったと思われた仲良し家族に新たな風が？
花乃子さんの不思議な力にめいちゃんはびっくりだけど、ミケさんはすでにご存じ。大好きな従兄、従姉のためにめいちゃん、がんばるっ。

2022/11/13

面白い。最初の100ページほどはモタモタと読んでいました。中盤以降に前作からの登場人物たちや今作からの登場人物が繋がり、動き出したあたりから加速していく。一つの家族を鍵として事件解決のスタイルは東京バンドワゴンと同じかなあ。

2022/08/11

この上なく細やかで感動するお話しでした。
柾にいちゃんのような立ち回りができる人が近くにいてくれたら楽しいだろうな。と。

ドラクエをやっているめいちゃんにも親近感が湧きます。

乗り越えるものを皆んなで達成した時はこんな一体感が生まれるのかなぁ。と感動しました。

それにしても登場する人、それぞれの気持ちが伝わってくるのはなんとも楽しいです。

2021/09/27

「花咲小路商店街」シリーズ3作目。
1〜2作目に比べてファンタジー要素が強かった。
登場人物やお店の様子が生き生きと描かれていて、商店街に遊びに行きたくなる。特に今作では家族全員で営んでいるお店が中心になっていて、その中でも双子の兄弟のお互いの性格をわかっているこその行動が印象深かった。

2021/07/13

花を贈る人の邪念を霊感でわかってしまう花乃子さんを、いとこのめいの視点から描き、言葉にできないもどかしい人間関係も花の力（秘められた花言葉）で解決していく。シリーズ3作目。
いじめにあい、人間不信になった高校を辞めてきたメイの心の変化成長も描かれる。