夜間飛行 の商品レビュー
再読。毎年のように読み直す(何故か夏休み)。 いつもは文庫版で読んでいたが、久しぶりにハードカバーで読んだ。 文庫も良いが、これはこれでまたよろしい。イラスト入り。
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文庫や電子書籍でもジョセフ・コーネル、ポール・デルヴォー、アーサー・トレスの作品載ってるのかな? 字体やインクの写り具合、白バターと琥珀色のシュガーシロップをたっぷりのせたパンケーキにシトロンプレッセ。 魅力的。 ミシエルとプラチナの夏至の日の冒険 隠れてやしないさ。ただ、少...
文庫や電子書籍でもジョセフ・コーネル、ポール・デルヴォー、アーサー・トレスの作品載ってるのかな? 字体やインクの写り具合、白バターと琥珀色のシュガーシロップをたっぷりのせたパンケーキにシトロンプレッセ。 魅力的。 ミシエルとプラチナの夏至の日の冒険 隠れてやしないさ。ただ、少しのあいだぼくたちに見えなかっただけさ。
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繰り返し読むごとに、作中の食べもの飲みものがおいしい。 目に浮かぶホテルの清潔な華美、めくるめく庭園の日差し。 とても心地のよい長野作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
◆◇◆outline◆◇◆ 月はもう沈み、夜空には満天の星が燦めき 海には星の光が静かに映っていたのだけれど、突然ぼくたちの眼の前で 海面がせり上がり、檸檬色の潜水艇が現れた。 ぼくたちはそれに乗り込んだが、これはほんとうは何なんだろう。 燦めく宙空に紡がれるスペース・ファンタジィの傑作。
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頁を開くと凹凸のある文字が目を引く。文字を指でなぞり、少年たちの不思議な旅の世界にすいこまれる。言葉がきれいだった。
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ミシエルのような子が友達にいたら、きっと楽しいんだろうなあ。挿画も合わせて、とてもふしぎできれいな世界。
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この本は長野まゆみさんによると「デルヴォー博士と、コーネルおじさんと、トレスおにいさんの作品を、独断と偏見で活用した、それぞれの作品とは関係のない物語である」という小説です。ポール・デルヴォーの絵とジョセフ・コーネルの箱と、アーサー・トレスの作品の写真が挿絵になっていて、物語が作...
この本は長野まゆみさんによると「デルヴォー博士と、コーネルおじさんと、トレスおにいさんの作品を、独断と偏見で活用した、それぞれの作品とは関係のない物語である」という小説です。ポール・デルヴォーの絵とジョセフ・コーネルの箱と、アーサー・トレスの作品の写真が挿絵になっていて、物語が作品にちょっと関係している感じで楽しいです。
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寝る前に読みたい本。 ハードカバー版は大好きな芸術家、ジョセフ・コーネルの写真やポール・デルヴォーの絵画、アーサー・トレスのコラージュ作品が挿絵に使われていて、文字の印刷具合から何から、全てが好みな一冊。
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中学生の頃にハマッた長野まゆみ。独特のレトリックやガジェットがとても魅力的だった。段々とあからさまになっていった作者の性的嗜好が鼻について、読むのをやめてしまったが、この作品は未だに私にとってのマスターピースの一つである。
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長野童話でも特に好きな作品のひとつ。夏の夜、鞄の中の秘密、どきどきする小道具が満載。「少年」といういきものを実にうまく動かしている。味付けに挿入されている美術作品も、この上なくルナティックなセレクトだ。
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