はじめての やさしい短歌のつくりかた の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
短歌の先生からの推薦書。新版よりもこちらの方が好みだったので購入。 『好きな短歌や感銘を受けた短歌をみなさんにご紹介する気持ちで書こうという思い』をおわりに文章に記されていて誠実さを感じる。『心に響くものがあったら、ノートなどに書きつして自分だけのアンソロジーになる』というアイディアは頂こう。 雨に濡れたあじさいをみかけたとき、あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねさす昼>(佐藤佐太郎)という一首を思い出すとか素敵☆ 基本、詠み方、テーマを決めた詠み方など見開きで導入、まなぶことをポイント絞り、本文では、短歌紹介と解説で学べる。助詞助動詞はなかなか手ごわいので何度も読みたいところ。詠む対象のみつめかた、比喩、枕詞などの紹介、添削例などは今後の参考にしたい。 蜜吸ひて花のうへにて踏み替ふる蝶の脚ほそしわがまなかひに(横山未来子) 蝶の繊細な動きをまなかひ(目の前という意味)と詠う尊さが素敵 ご自身の歌はあまり載せていないのですが引用されていたので載せました 本のレビュー500冊目、今年の目標達成しました♪
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いわゆる入門書としては目新しいことはないのだけれども、とにかく短歌が沢山載っている。作家名も含めて掲載されているので、「この人の歌好きだな」というところからも入っていける。そういう意味でとても「やさしい」入門書。作るところからも、読むところからも眺められて、とても読み応えあり。
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