たった一つを変えるだけ の商品レビュー
批判や質問を「あらさがし」「非難」と混同している人が多すぎると思う今日この頃。質問は「その内容をよりよく知るため」のもの。だからよい質問を立てられれば理解も深まる。「あらさがし」や、自分の主張をするための方便に使う「似非質問」ではない、自分の学びのための問いの立て方を考える本です...
批判や質問を「あらさがし」「非難」と混同している人が多すぎると思う今日この頃。質問は「その内容をよりよく知るため」のもの。だからよい質問を立てられれば理解も深まる。「あらさがし」や、自分の主張をするための方便に使う「似非質問」ではない、自分の学びのための問いの立て方を考える本です。
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発散思考 多様なアイディアを考え出し、幅広く創造的に考えられる能力。 収束思考 答えや結論に向けて、情報やアイディアを分析したり、統合したりする能力 メタ認知思考 自分が考えたことや学んだことについて振り返ると能力。 質問作りでこの三つの思考が身につく。、 質問作りの7段...
発散思考 多様なアイディアを考え出し、幅広く創造的に考えられる能力。 収束思考 答えや結論に向けて、情報やアイディアを分析したり、統合したりする能力 メタ認知思考 自分が考えたことや学んだことについて振り返ると能力。 質問作りでこの三つの思考が身につく。、 質問作りの7段階 ①質問の焦点(教師) ②ルールを紹介する ③質問を出す ④質問を改善する ⑤質問に優先順位をつける ⑥次のステップ ⑦振り返り
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問は教師が作るもの、という固定観念を覆すもの。 世界にはわからないことが沢山ある。子供たちが問の焦点を基に問を出し合う。その中でメタ認知力を付け、学習動機を引き出していく。 自然科学では難しいのではないか。 問を作ったあとの探究が難しい。問い作りで終わるのではなく、最後まで問い...
問は教師が作るもの、という固定観念を覆すもの。 世界にはわからないことが沢山ある。子供たちが問の焦点を基に問を出し合う。その中でメタ認知力を付け、学習動機を引き出していく。 自然科学では難しいのではないか。 問を作ったあとの探究が難しい。問い作りで終わるのではなく、最後まで問いに向き合うには、どうしたらいいのか。
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個人的にはイマイチ腑に落ちなかった。 おそらく、二度、三度と読み直すと良いのかもしれない。 機会があれば読み返し、実践に繋げていきたい。
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「質問づくり」を自分の授業、教室にいかに落とし込むかが課題。問いの「拡散→収束」はアイデアとして参考になった。
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教師が生徒に質問を発するのではなく、生徒が自身に質問を考え、質問を生み出し、それに対して答えていくためのスキルを身に付ける方法を紹介している。 最後に質問をする能力を民主主義を担う人材を作るところまで繋げているが、世界を代表する民主主義国家であるアメリカでさえ、「質問を作る能力」を涵養し、民主主義を支えると考えているところ、またこういった教育をしていくことで、民主主義を一歩深めていくことができると感じた。 もう少し授業例があると、イメージしやすいと思う。今年度中に再読したい。
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セミナーに参加するために読んだ本 教室で授業を行う際に、教師が生徒に質問する場面が多く見受けられるだろう。 この本では教師が質問を発することは、生徒の自立した学習を妨げているとしている。 生徒主体の授業をつくるためには、生徒に質問を作らせることが必要だ主張する。 しかし、突然教師...
セミナーに参加するために読んだ本 教室で授業を行う際に、教師が生徒に質問する場面が多く見受けられるだろう。 この本では教師が質問を発することは、生徒の自立した学習を妨げているとしている。 生徒主体の授業をつくるためには、生徒に質問を作らせることが必要だ主張する。 しかし、突然教師が生徒に質問を望み、質問を発することを引き出そうとしても、生徒は戸惑うだけである。 そこで、この本では質問を一つづつの活動の積み重ねでつくり、それを発するまでの過程を描いている。 この本で求める質問のおもしろさは、質問の形式が必ずしも答えが用意されていない開かれた質問ではなくても良いところである。 解のない答えを求めるこの時代において、誰にとっても明らかに答えがわかる閉じられた質問は、明らかな答えが見つけづらい開かれた質問に比べて、質問の価値づけが低く見られがちである。 けれども、この本では開かれた質問と閉じられた質問の価値づけよりも、質問量の中のバランスが問われている。 なぜならば、閉じられた質問はそれに答える人の知識や経験を測る上で必要であるからとする。
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実際に質問づくりを体験してから読了。 記憶を蘇らせつつ、それぞれの行程での意図を知りながら読めたので理解が深まった気がする。 自分で使うというよりは、何らかの集団に向けての意識付けというか、バフというか、人を動かす方向に強そう。 また、プログラミング教育の導入としても使えそう。
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<目次> はじめに 第1章 質問づくりの全体像~多様な思考力を磨く方法 第2章 教師が「質問の焦点」を決める 第3章 ルールを紹介する 第4章 生徒たちが質問を出す 第5章 質問を書き換える 第6章 質問に優先順位をつける 第7章 質問を使って何をするか考える 第8章 学んだことについて振り返る 第9章 教師や指導者へのアドバイス 第10章 生徒もクラスも変化する~自立した学び手たち のコミュニティ おわりに 質問と教育、質問と民主主義 <内容> 先日の授業で、こちらが設定した質問を教科書から探させ、まとめさせ、他のメンバーに説明する(授業する)授業をおこなった。生徒を見くびっていたことがわかる結果となった。きちんとまとめ、他の生徒にきちんと説明をしていた。日頃ただただだらしない生徒がリーダーシップを取ったり、説明用に自ら図表を作成したものもいた。彼らはできるのだ。そこから敷衍すれば、この本の趣旨は、その質問も生徒たちが考えていけばよい、ということになる。私の授業の趣旨は、「教師の言葉を理解できないのなら、自分たちの言葉で説明させればよい」ということだった。それは相当効果の高いことが分かった。ならば、最初の質問から彼らが考え、論議し、その結果(質問を想定)から、まとめ、調べ、説明していけば、生徒の頭への定着、理解は進み、私たち教師が長いこと悩んできた、「どのように理解させるか?」をより進めることができるのではないか?そう考えた。
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授業で使えそうだと思った本でしたが、これはアイデアや、発想力が必要な職場ならどこでも使えそうな方法です。 事実、この本の考え方が生まれたのは、進学校でも、大学でもなく、生活保護を受けているような人かららしい。 単純だけど、発送の逆転で、本書にあった通り、これまで良い発問はなにか...
授業で使えそうだと思った本でしたが、これはアイデアや、発想力が必要な職場ならどこでも使えそうな方法です。 事実、この本の考え方が生まれたのは、進学校でも、大学でもなく、生活保護を受けているような人かららしい。 単純だけど、発送の逆転で、本書にあった通り、これまで良い発問はなにか?という、技術を追求してきた先生たちからすれば盲点です。 かなり詳細に事例やねらい、注意点も書かれていて、ルールも取り扱いやすい。 やってみたい!と思わせる取り組みでもあって、事例でたくさん質問を作る生徒たちの姿に、とても興奮させられました。 これまで先生たちが課してきた質問を、生徒たちが行うことで、その物事に積極的に関わろうとするし、質問することで、自然と疑問が浮かび、様々な方面から物事を考えるようになる。 考え方としては、小さな子どもがお父さんやお母さんに、たくさんの質問を投げかけて学ぼうとするのに似ていると思います。 ただ、教員はぼんやりと質問を作らせたらいいかというとそうではなく、質問の焦点を決めたり、その質問をいかに使うかを考えたりと、力量は試されると思いました。 基本部分と、実践は示されているものの、自分の国語の時間でどうやってこの本の実践を生かすのか?ということが難しい。 応用部分で、個々の先生たちの指導力の差、授業の組み立て方の力の差が出る実践です。シンプルがゆえに応用は効くので、ぜひともモノにしたい。 でも、やってみなければ身にならないので、今学期、当たって砕けろで何度か試してみたいと思います。
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