偽りの楽園(上) の商品レビュー
北欧サスペンスミステリ。 離れて暮らす母親が、父親らに貶められそうだといい、非現実的な犯罪事件を暴露し出す、というあらすじはよかった。 だが、起承転結のバランスとテンポが悪い。 前半は、効果的なサスペンスというより、単に話が中々進まない。 対して後半は、主人公の心情推移や謎解きに...
北欧サスペンスミステリ。 離れて暮らす母親が、父親らに貶められそうだといい、非現実的な犯罪事件を暴露し出す、というあらすじはよかった。 だが、起承転結のバランスとテンポが悪い。 前半は、効果的なサスペンスというより、単に話が中々進まない。 対して後半は、主人公の心情推移や謎解きに段階的な強弱がなさ過ぎで、ほとんど入り込めなかった。 翻訳苦手のせいか、作者や訳者が合わないのか、とにかく個人的にはハズレだった。 2
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聞き手の態度が語り手に影響を与える。 語り手が語る内容を客観的に判断するだけでなく、聞き手が語り手の味方であるということを絶えず示さなければならない緊張感。 両親が何も語らないということの上に胡坐をかき、自ら知ろうとしない態度は、己を見ているようで大いに反省した。
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