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ママ、いのちをありがとう。 の商品レビュー

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2016/03/02

池川明氏の著書は、5冊目。徐々に自分の中での死生観が変わりつつあります。死=不幸ではないし、死を含め生きることそのものが、全くネガティブに考えるようなものではないということ。 この世に生まれて死ぬことは旅行のようなもの。天国は、常に満たされていて平穏そのものだけど、その分、退屈...

池川明氏の著書は、5冊目。徐々に自分の中での死生観が変わりつつあります。死=不幸ではないし、死を含め生きることそのものが、全くネガティブに考えるようなものではないということ。 この世に生まれて死ぬことは旅行のようなもの。天国は、常に満たされていて平穏そのものだけど、その分、退屈でもある。喜怒哀楽でいっぱいな人間界は、刺激的で魅力的。 怖いものみたさで、日帰り旅行でちょっとだけ味わいたい命もあれば、テーマパークやジェットコースターのような刺激敵な人生を求める命もある。ただ、綺麗な景色に囲まれてただただゆっくり漂いたい命もある。自分のたましいが、色々なことを経験したくてこの世に生まれたのだとしたら…。 「基本は、ひとりひとりの感性を尊重することです。全体主義でいっせいに同じほうを向かせるとか、何でも平均的にこなさせようとするのではなく、その子に秘められた能力を見つけて、それを磨くことが求められています。(中略) 表面的な豊かさを追い求めるのではなく、愛ある生き方を実現しようという流れが生まれるはずです。 それは優劣を競ったり、だれかを抑圧したり支配したりする社会ではなく、それぞれが「得意なこと」をもちよって、旧来の価値観を突きぬけた文化をつくっていく、ネットワーク型の社会ではないでしょうか」

Posted byブクログ