運は創るもの 私の履歴書 の商品レビュー
高校生2年の時、何百万人に一人の奇病により睾丸の片方を摘出した。そんな状況で周りの心配を他所に、「奇病を患い、境遇もひどい。何かで成功するのでは」と大真面目に考えていた似鳥氏…。そもそも発想の仕方が普通ではない。入試に落ちた高校受験で、最後の手段としてお偉いさんに米俵一俵というワ...
高校生2年の時、何百万人に一人の奇病により睾丸の片方を摘出した。そんな状況で周りの心配を他所に、「奇病を患い、境遇もひどい。何かで成功するのでは」と大真面目に考えていた似鳥氏…。そもそも発想の仕方が普通ではない。入試に落ちた高校受験で、最後の手段としてお偉いさんに米俵一俵というワイロを渡し補欠として入学に成功。絶対留年できない大学生活では先生を尾行して弱みを探ったり、女性の先生には褒めたりワインをプレゼントしたりと、読んでいて笑いが止まらなかった。渥美氏という素晴らしい師の存在も、似鳥氏と会社の成長に欠かせなかった。しかし師匠の教えをすべて鵜呑みにするのではなく、最終的な決定は似鳥氏が行い、成功することもあれば失敗することもあった。自分の選択に責任を持ち、運命を切り開いてきたからこそ、「運は創るもの」というタイトルをつけたのだろうと思う。
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ここまでの大企業が順風満帆なわけではなく、ちゃんと努力と失敗の歴史を経て今の結果である、何事も経験がのちの糧となる。 ますます好きになりました、ニトリ。
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ニトリの創業者は破天荒すぎました。笑 でも強い芯を持って生きていればいずれ運は味方するじゃないですが、そんなメッセージをもらった気がします。
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すごく面白くて、字も大きく、新聞用に短いストーリーがたくさん載っているので、あっという間に読み終わった。 若者時代の社長の生活があまりに無茶苦茶過ぎて、若干、引き気味な面もあったが、、 アマは、これがあるからできないと思う。プロは、これさえ解決すれば、できると考える! アマは、変化がきた時、ダメだと思う。プロは、変化がきた時、チャンスだと捉える! 能力のある人は、他人の能力について非難しない。能力のない人に限って、上司部下に対する不平不満が多い!
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「私の履歴書」は、日経新聞の朝刊の最終面に掲載されている連載シリーズ。経営者ばかりではなく、学者や文化人やスポーツ選手なども登場する。毎月1人が交代で書いていく。私は好きな連載で、毎朝読んでいる。 本書の筆者、似鳥昭雄さんは、ニトリグループの創業者にして経営者。似鳥さんが、日経新...
「私の履歴書」は、日経新聞の朝刊の最終面に掲載されている連載シリーズ。経営者ばかりではなく、学者や文化人やスポーツ選手なども登場する。毎月1人が交代で書いていく。私は好きな連載で、毎朝読んでいる。 本書の筆者、似鳥昭雄さんは、ニトリグループの創業者にして経営者。似鳥さんが、日経新聞に書いていたのは2015年のこと。本書は、連載時のものに更に手を加えたもの。似鳥さんの「私の履歴書」は、破天荒で面白い。連載時に楽しく読んだことを覚えているが、今回も改めて楽しく読んだ。 似鳥さんの経営は、直感的であり、誰もが真似のできるものではない。計画も緻密ではなく、まずは実行を重視する。実行する中で不具合を修正していく。強みは、実行力とスピードであるが、その両方が圧倒的なレベルにあり、他者がなかなか真似できない。 グループとしての課題は、偉大な創業者が退いた後のことだろう。それは、創業者が一代で築いた他の会社、日本電産やファーストリテイリングなどにも共通する課題だ。
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目的は似鳥さんの人生が気になって読んだみてみたが、内容は事実だっと思うが時代に合ってないパワハラや不幸自慢が多くて、正直似鳥さんの見方が少し変わった。ただ7章から、ビジネス視点のお話になり、考え方が昔の精神論ではなく、ロジカル思考な考え方になり、学ぶことが多かった。
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ニトリホールディングスの創業者似鳥昭雄が、日本経済新聞に連載した私の履歴書の内容をもとにして、連載時には入れきれなかったエピソード、後になって思い出した秘話などを盛り込んで、大幅に加筆修正してまとめた本。
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ニトリ創業者である似鳥昭雄さんの私の履歴書をまとめ、加筆されたもの。 渡米するまでのハチャメチャな生活から、アメリカでインスピレーションを得て、事業に没頭していきます。 渥美先生に師事し、データに基づいた経営へと進化していきます。 かなりおもしろかったです。 歴代の「私の履歴...
ニトリ創業者である似鳥昭雄さんの私の履歴書をまとめ、加筆されたもの。 渡米するまでのハチャメチャな生活から、アメリカでインスピレーションを得て、事業に没頭していきます。 渥美先生に師事し、データに基づいた経営へと進化していきます。 かなりおもしろかったです。 歴代の「私の履歴書」のなかでもベスト5に選ばれるくらい、おもしろかったのではないでしょうか。
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日経連載時に読んでいた。 加筆部分もあるが、基本は同じ。 それにしても金のあるところにトラブルあり。 横領とか当たり前、果ては母親らとの株をめぐる法廷闘争。 渥美俊一門下。 教えを無視して失敗(上場時の株式の扱い) することもあれば無視して製造小売りを始めて 成功することもある。 小さいころのいじめ、闇コメ屋の苦労。 ヤクザのふりをして飲み屋の現金回収。
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面白かった。日経新聞の私の履歴書が評判で、加筆したものとのことだが、確かにドラマチックな人生で、ダメな自分をさらけ出しながらも、信念がきちんとあり、読んでいて人生に生かしたいと思うところがたくさんあった。現状に満足することなく、先を見据えていくことが、マネジメント。会社も人生もマネジメントしていて、簡単に言えばすごいのだが、ものすごい数の失敗もしていて、考えて失敗して、そこで勇気ある決断をして、道を創ってきたんだと思う。まだまだ新しいことにチャレンジしていきそうな似鳥さんに注目です。
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