1,800円以上の注文で送料無料

ヒキコモリ漂流記 の商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2018/04/01

最近、お笑い芸人の山田ルイ53世がジャーナリズム賞をとったというニュースを見て気になっていました。 いったどんな文章を書くのかとおもってこの本を手に取りました。 ご自身のヒキコモリ自伝ですが、非常に面白い。 うそのようなホントの話で、かなりシンドイ内容もあるのだがとても軽快...

最近、お笑い芸人の山田ルイ53世がジャーナリズム賞をとったというニュースを見て気になっていました。 いったどんな文章を書くのかとおもってこの本を手に取りました。 ご自身のヒキコモリ自伝ですが、非常に面白い。 うそのようなホントの話で、かなりシンドイ内容もあるのだがとても軽快に描かれているので暗さがない。 非常に面白くて最後まで一気に読んでしまいました。 非常に良かったです。

Posted byブクログ

2017/04/22

テレビで見る有名人は成功者のイメージが大きいが、その経緯についてはそうでもなく、意外に苦労している方が多いのかもしれません。そして、著者も中学時代のある出来事から、一般的な人生の階段を踏み外したのかと思われるような生き様に、読者としてはどうなったのかと先が気になる内容に。色々とあ...

テレビで見る有名人は成功者のイメージが大きいが、その経緯についてはそうでもなく、意外に苦労している方が多いのかもしれません。そして、著者も中学時代のある出来事から、一般的な人生の階段を踏み外したのかと思われるような生き様に、読者としてはどうなったのかと先が気になる内容に。色々とあれど、結果としては良かったのではないのかと言うのが読んだ感想ですが、それも結果論と言う事で。文章も、途中で冗談を交えて書かれてあり、読む人を笑わせてくれます。意外に文才があるのではと思いました。

Posted byブクログ

2017/02/23

著者が引きこもりになったきっかけとなった中学時代のエピソードに登場する子どもらしい悪意のいやらしさ。私も記憶にある。読んでいて、思い出して、胃がキリキリした。子どもって残酷。 私もかつては優等生だったし、引きこもり状態になったこともある。私も、子ども時代の全能感と比較したら、大...

著者が引きこもりになったきっかけとなった中学時代のエピソードに登場する子どもらしい悪意のいやらしさ。私も記憶にある。読んでいて、思い出して、胃がキリキリした。子どもって残酷。 私もかつては優等生だったし、引きこもり状態になったこともある。私も、子ども時代の全能感と比較したら、大人時代になってからのほうが、ちっともうまくいってない。だから、ここまで弱さをさらけだせる著者の強さがすごいなと思った。 賢い子特有の、感じやすさ、神経質さ、潔癖さみたいなもの。それがネガティブに現れてしまうこともあるけど、ポジティブにはたらくことだっていっぱいあるんだよ・・・なんて人はかんたんにいうけど、この本を読むと、そう前向きになることにためらいを感じるようにる。ありのまま繊細でいるってこういうことなんでしょって。つらいことをよけきれなくて。 と感傷的になってしまいましたが、おもわずそうさせてしまう一冊でした。

Posted byブクログ

2016/11/12

新聞の書評より。 この方のファンでもないけど、書評を読んで、本を読んでみたくなったので、図書館にリクエスト。 読んでる途中にレビューを書くのは自分としては異例。 途中挫折してしまったて、いろいろあったようだけど、本当に頭が良い印象。 お勉強が出来たんだろうな、クラスにこういう...

新聞の書評より。 この方のファンでもないけど、書評を読んで、本を読んでみたくなったので、図書館にリクエスト。 読んでる途中にレビューを書くのは自分としては異例。 途中挫折してしまったて、いろいろあったようだけど、本当に頭が良い印象。 お勉強が出来たんだろうな、クラスにこういう子いるよなぁ、と。 先生にいろんなことを頼まれやすくて、性格も良く男女ともに仲良く出来るような。 そういう子達って、内心同じように上から私達(その他大勢)を見ていたのかも? 読みやすい。 わかりやすい。 子供のいやらしさ、ずる賢さも、そう!そう!みたいな。 いろいろ共感してしまう。 今後も作家さんとしてのご活躍を期待します。

Posted byブクログ

2016/10/24

とにかく文章がうまい。飽きさせない文体の中に、しっかりと伝えたいメッセージがある。お笑い芸人髭男爵の山田ルイ53世さんの自伝。 引きこもっている時に「ポジティブ」な歌を聴くのが辛かったり、阪神大震災の時に「これでリセットや!」と思ってしまったりする心も、よく理解できる。人生がう...

とにかく文章がうまい。飽きさせない文体の中に、しっかりと伝えたいメッセージがある。お笑い芸人髭男爵の山田ルイ53世さんの自伝。 引きこもっている時に「ポジティブ」な歌を聴くのが辛かったり、阪神大震災の時に「これでリセットや!」と思ってしまったりする心も、よく理解できる。人生がうまくいっていない時、全てが壊れてしまえばいいのに・・・と考えてしまうものだ。 そんな「人生が余っている」と思い続けた引きこもり時代を越えて、芸人になり娘が生まれ「娘が成人するまでは飯を食わせなくては」という生きる意味が、彼にもできていくところで自伝は終わる。 この本で語られているのは特別な物語ではないけれども、引きこもっている子たちにとっては小さな希望にはなるはずだ。

Posted byブクログ

2016/05/25

自分をどこまでさらけ出せるのか?っていうのが自伝だとしたらそれに成功している。小説のコツは、ああ、これは俺のことを書いているって思わせることだって言うけど、この自伝も、そこまでさらけ出すことによって「ああ、俺とおんなじだ」と思わせる場所が出てくるという。ただ、売れていく過程をもう...

自分をどこまでさらけ出せるのか?っていうのが自伝だとしたらそれに成功している。小説のコツは、ああ、これは俺のことを書いているって思わせることだって言うけど、この自伝も、そこまでさらけ出すことによって「ああ、俺とおんなじだ」と思わせる場所が出てくるという。ただ、売れていく過程をもうちょっと書いてくれるとよかったかなー読者のカタルシス的にはと思わなくもない。

Posted byブクログ

2016/05/16

関係ないけど夏目漱石の「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」とか。 太宰治の「私は、その男の写真を三葉、見たことがある。」とか。 「恥の多い生涯を送って来ました。」とか。 なんかそんな感じ。でもないか。 ルネッサンスの人とし...

関係ないけど夏目漱石の「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」とか。 太宰治の「私は、その男の写真を三葉、見たことがある。」とか。 「恥の多い生涯を送って来ました。」とか。 なんかそんな感じ。でもないか。 ルネッサンスの人としか認知していなかったが、 なかなかどうして知性を感じさせる素敵な人だ。

Posted byブクログ

2016/04/10

 テレビの中で髭男爵が話題を振られたとき、目を見開き戸惑いの表情が見て取れた。その時この人は社交的じゃないんだろうなと思っていて、ちょうどこの本を発見。  ウンコ漏らして人生狂ったという、そしてかなり苦しい人生を歩いてきたという、髭男爵の中身はこれほどハードだったのかとキリキリし...

 テレビの中で髭男爵が話題を振られたとき、目を見開き戸惑いの表情が見て取れた。その時この人は社交的じゃないんだろうなと思っていて、ちょうどこの本を発見。  ウンコ漏らして人生狂ったという、そしてかなり苦しい人生を歩いてきたという、髭男爵の中身はこれほどハードだったのかとキリキリします。  そこまで自分を追い込める所はある意味凄いし、でもそんなハードな経験が今の糧になってるかといえば微妙かもしれないし。  社会がかなり刺激的でしんどいと思っている人には是非読んで欲しい、そしてそんなしんどい社会で生き続けている人がとりあえず1人はいるということを声を大にして伝えたい。エセこじらせなんて蹴散らして、本当の生きづらさを抱えて生きていきたい。

Posted byブクログ

2016/02/20

神童と呼ばれた少年が如何に苦難を乗り越えて貴族となり、さらには男爵の爵位までを得られるようになったかを詳細にかつ赤裸々に記載されている。 人は人生をこじらせたり、つまづくこともある。 でも、そんなときは三畳の部屋に住み男爵になって一からやり直せばよい、そんな勇気をくれる一冊です...

神童と呼ばれた少年が如何に苦難を乗り越えて貴族となり、さらには男爵の爵位までを得られるようになったかを詳細にかつ赤裸々に記載されている。 人は人生をこじらせたり、つまづくこともある。 でも、そんなときは三畳の部屋に住み男爵になって一からやり直せばよい、そんな勇気をくれる一冊です。 関係ありませんが、第一回一発屋総選挙一位おめでとうございます。

Posted byブクログ

2015/11/28

自らの半生をユーモアたっぷりに振り返る。他人から見たら大変な苦労と見えることも自分の姿勢や目線を低くして切り抜けてきた強さが笑いに昇華しており楽しく読ませて頂いた。

Posted byブクログ