東京侵域:クローズドエデン(02) の商品レビュー
エネミー・オブ・マンカインド編の後編。ステルス&エスケープを中心に練りこまれたアクション、常に死と隣り合わせの緊迫感は後編でも変わらず。相変わらず絶望的なシチューエーション作りが上手く、主人公たちを容赦なく危機的状況へと追い込む手腕は見事である。EOMと戦うためのショットの本数と...
エネミー・オブ・マンカインド編の後編。ステルス&エスケープを中心に練りこまれたアクション、常に死と隣り合わせの緊迫感は後編でも変わらず。相変わらず絶望的なシチューエーション作りが上手く、主人公たちを容赦なく危機的状況へと追い込む手腕は見事である。EOMと戦うためのショットの本数という視覚化された絶望に加え、作品内でのパワーバランスを一切崩していないため打開策が想像しにくい。前回の伏線回収もスムーズで、謎の敵「ツイスター」の正体や、素人レイダーのキムラが名前を名乗らなかった理由もすんなりと腑に落ちた。また、クリティカルエリアからの帰還後に悪夢に悩まされるといった戦争神経症の症状が出るという描写が素晴らしい。主人公はあくまで高校生に過ぎないという現実感がある。ファミレスでの日常に戻るためのクールダウン等も含めて、こういう戦闘外の細部の描写にこだわることで、非日常性のリアリティレベルの整合を保っていると言えよう。救務庁内への協力者の必要性の示唆(兄が協力者に?)や兄についた恋人がいるという嘘(彼方がその役割に?)など、次作への伏線も多いため次が非常に楽しみである。
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救務庁のうさん臭さよ…。い、いや、まだ…まだわからんけども! 直情系主人公はあんまり好きではないのだけど、今回とてもがんばっていたし(対兄とか、ヒマワリの正体について、とか、そしてもちろんラストとか)応援したい。 まさかのキムラさんにびっくりしたけど、下の名前にはさらに衝撃を受け...
救務庁のうさん臭さよ…。い、いや、まだ…まだわからんけども! 直情系主人公はあんまり好きではないのだけど、今回とてもがんばっていたし(対兄とか、ヒマワリの正体について、とか、そしてもちろんラストとか)応援したい。 まさかのキムラさんにびっくりしたけど、下の名前にはさらに衝撃を受けた。ものすごい。読みはまだ…百歩……せ、千歩譲るとして…漢字がもう。フルネームを漢字で見たときの衝撃すごすぎる。笑えない。いっそこわい。
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