偽りの楽園(下) の商品レビュー
どーもダニエルが頼りない ・・・と思っていたら、行きましたね なるほど〜〜 ちょっとはぐらかされた感
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真相に辿り着くのが、無理矢理感が否めない。 推理が飛躍し過ぎだと思う。 エンディングも都合よ過ぎじゃないか? 頑なに自分が正しいと信じる人が自分の誤りに気が付くかな? 特に、自分の体験と重ね合わせているなら、あの事実を 一人が話すだけで疑惑が氷解したのか? 主人公の彼氏があ...
真相に辿り着くのが、無理矢理感が否めない。 推理が飛躍し過ぎだと思う。 エンディングも都合よ過ぎじゃないか? 頑なに自分が正しいと信じる人が自分の誤りに気が付くかな? 特に、自分の体験と重ね合わせているなら、あの事実を 一人が話すだけで疑惑が氷解したのか? 主人公の彼氏があまりにも、良い人過ぎるのも、 ご都合主義な感じが否めない。
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文章・構成や翻訳は非常に読みやすいのですが、何故か少しずつしか読み進められませんでした。不穏な雰囲気が辛かったのかも。母vs父、どっちが本当のこと言ってるのかな(自分としては、母の言ってることが正しいのでは?)、と思いながら読んでいたら、結末はちょっと意外でした。さすがそんな単純...
文章・構成や翻訳は非常に読みやすいのですが、何故か少しずつしか読み進められませんでした。不穏な雰囲気が辛かったのかも。母vs父、どっちが本当のこと言ってるのかな(自分としては、母の言ってることが正しいのでは?)、と思いながら読んでいたら、結末はちょっと意外でした。さすがそんな単純な話ではなかったですね。そういう意味で楽しめました。
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エージェント6以来の著者の作品。 一体誰を信じたら良いのか…。自分だったら馬鹿だから母親を無条件に信じてしまいそう…。 思ったのは、自分の親のことってわかっているつもりでわかってないんだなと言うこと。ここしばらく親とじっくり話をしていないので、話す必要があるかしらと切実に感じた。
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母の語る話は時に『妄想では?』と思わせ、時に『いや真実では?』と揺られ・・・ 揺られ過ぎなくらい長くて疲れた。 その真相を明かすためにスウェーデンに向った息子の部分が相対してあっさりとし過 ぎた感が・・・。 話をややこしくした元凶と思われる祖父が罪を大いに反省するでも無く大したダ...
母の語る話は時に『妄想では?』と思わせ、時に『いや真実では?』と揺られ・・・ 揺られ過ぎなくらい長くて疲れた。 その真相を明かすためにスウェーデンに向った息子の部分が相対してあっさりとし過 ぎた感が・・・。 話をややこしくした元凶と思われる祖父が罪を大いに反省するでも無く大したダメー ジも無く舞台から消えていったのはあれで良いのか?
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図書館で。 真実を告げているのはどっちだ?というようなちょっと怖いお話。 それにしてもお母さん話長い。 息子じゃ無くても母さん何言ってるの?と言いたくなる気分。でも警察に行くと言って精神病院に連れて行った息子も酷いなぁと思うけど何がヒドイって諸悪の根源は彼女の父親だよな。いやぁ、...
図書館で。 真実を告げているのはどっちだ?というようなちょっと怖いお話。 それにしてもお母さん話長い。 息子じゃ無くても母さん何言ってるの?と言いたくなる気分。でも警察に行くと言って精神病院に連れて行った息子も酷いなぁと思うけど何がヒドイって諸悪の根源は彼女の父親だよな。いやぁ、酷い父だ。最後の2年だけ悪い親だったって言われても…そう言う問題じゃないだろ、と言いたい。 結局は彼女はスウェーデンに戻って彼女自身の忌まわしい記憶を取り戻してしまった、という事なのかなぁ… 息子じゃ無くて娘だったらまだ違ったのかもしれないなぁなんて読んでいてぼんやり思いました。
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上巻を読んでるときは「え、このお母さん、大丈夫?」「思い込みが激し過ぎるでしょ」としか思えなかったんだけど、まあそういう過去があったらこうなっちゃうんだろうか。日照時間が短いスウェーデンと狭いコミュニティーあるいは家というか家族の中で起きる事件というのはイメージとして近いものがあ...
上巻を読んでるときは「え、このお母さん、大丈夫?」「思い込みが激し過ぎるでしょ」としか思えなかったんだけど、まあそういう過去があったらこうなっちゃうんだろうか。日照時間が短いスウェーデンと狭いコミュニティーあるいは家というか家族の中で起きる事件というのはイメージとして近いものがあるなあ。
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スミスの作品はこれで、全制覇です。 個人的にすごく好きな作家で、この作品も彼のファンなら楽しめると思います。 彼の作品は「家族」が常に描かれていると思います。 家族愛について、いろいろな形で表現していて、今回も今までと違った形で描いてます。訳者もいいのか、文章も読みやすい。 ...
スミスの作品はこれで、全制覇です。 個人的にすごく好きな作家で、この作品も彼のファンなら楽しめると思います。 彼の作品は「家族」が常に描かれていると思います。 家族愛について、いろいろな形で表現していて、今回も今までと違った形で描いてます。訳者もいいのか、文章も読みやすい。 ラストはぐっときました。 映画にするといいな。
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敢えて「結論」から述べれば、実験的な構成が裏目に出た凡作である。 傑作レオ・デミドフシリーズの超ド級スリラー路線に一旦区切りを付けたトム・ロブ・スミスが新境地を開いたと評される最新作であり、いやが上にも期待は高まったのだが、中盤まで読み進めたあたりで「失敗作」と断じた。先の読め...
敢えて「結論」から述べれば、実験的な構成が裏目に出た凡作である。 傑作レオ・デミドフシリーズの超ド級スリラー路線に一旦区切りを付けたトム・ロブ・スミスが新境地を開いたと評される最新作であり、いやが上にも期待は高まったのだが、中盤まで読み進めたあたりで「失敗作」と断じた。先の読めない展開はデミドフ三部作と同じだが、導入部では斬新と感じた構成が次第に単調に思え、いつ終わるとも知れぬ話を延々と聞かされる苦痛へと変わる。閉塞的な社会での人間不信と理不尽な暴力、崩壊する家族愛、その再生……と、旧ソ連の年代記で追及したテーマを、スウェーデンの片田舎を舞台に、家族そのものに焦点を当てて物語を綴る。 より高い文学性を目指したのであろうが、その気負いだけが、作品全体に虚しく漂っている。ぼんやりした狂気に始まり、真性の狂気で終わる。物語の根幹となる主人公の母親が語るパートが全体の半分以上を占めているが、冗長で緊張感に欠けている。流石に語り口は巧く、上下巻を一気に読ませる筆力を持っているのだが、所詮は短編向けのプロットで、終盤に至りようやく明かされる「真実」も使い古した悲劇であり衝撃性も薄い。 何よりも、主人公を含めた登場人物の造形が成功しているとは言い難く、手放しで絶賛する翻訳者述べるところの余韻も感じられない。 トム・ロブ・スミスのファンは、こんな作品を待っていたのだろうか。
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長過ぎる導入部に対しあっけない幕切れ。意外な真相を期待すると肩透かしを食う。帯の謳い文句に騙されてはいけない。
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