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アキとカズ 遥かなる祖国 の商品レビュー

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2018/06/11

昭和元年生まれの双子の姉・アキと妹のカズ。 日本領だった南樺太で終戦を迎えたアキと東京大空襲で両親を亡くし生きるためにかつぎやになったカズ。 ソ連の侵攻と侵略、北朝鮮の帰国事業、脱北、そして今もなお進まない拉致被害者の奪還と日本人妻たちの叶わぬ帰国… 終戦から現在の日本をアキとカ...

昭和元年生まれの双子の姉・アキと妹のカズ。 日本領だった南樺太で終戦を迎えたアキと東京大空襲で両親を亡くし生きるためにかつぎやになったカズ。 ソ連の侵攻と侵略、北朝鮮の帰国事業、脱北、そして今もなお進まない拉致被害者の奪還と日本人妻たちの叶わぬ帰国… 終戦から現在の日本をアキとカズの生き方を通して描いた小説。 よく、北朝鮮の日本人妻の話になると「自分で行ったんだから自業自得」「拉致被害者とは別問題」とか言われているけど私はそうは思わないんだよね。 自由を奪われ、人として生きる全てを奪われるということは同じ。 なぜこの人たちを日本の国は救えないのか? …まあそんなモヤッとした話も含めて読んでみました。 前半はすごくリアルな感じで読み進めていましたが 後半、なんかすごく突飛?な話になっていくのが気になった~。 アキとカズが●●するなんてムリじゃない? (あ!ここネタバレ!) だってね、人って年を取ると生きてきた人生で顔がすごく変わるんだよね。 あと、アキがなんかスーパーウーマン的になってたけどどうなの? とか、いきなり拉致被害者の人が登場したりしてあららな展開に…。 なんだろね~リアルに読むにはちょっと惜しい感じがする~。

Posted byブクログ