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サッカーFW陣形戦術クロニクル の商品レビュー

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2016/12/24

日本のサッカー戦術分析論では、第一人者の西部氏によるFWの歴史論というような本書である。 簡単に言えば、歴史的に5トップから0トップへと守備偏重になる流れの中で、戦術が進化した、または、負けないサッカーを目指したためにFWの数が減ってきたことを考察してまとめたものである。 筆...

日本のサッカー戦術分析論では、第一人者の西部氏によるFWの歴史論というような本書である。 簡単に言えば、歴史的に5トップから0トップへと守備偏重になる流れの中で、戦術が進化した、または、負けないサッカーを目指したためにFWの数が減ってきたことを考察してまとめたものである。 筆者も最後に書いているが、まず人が進歩して、それを抑えるために組織が変わる。そのことに戦術の歴史は、繰り返されてているように感じさせられた。 また、筆者のあとがきにもあるが、ネット時代によって当時の映像を見て確認ができるようになったようで、実際の動画を見て、文章に起こしているために分析の信ぴょう性は高いと感じられる内容だった。 しかしながら、クロニクルシリーズは自分は何冊も読んでいるが、3バックに着目するなどの切り口はあれど、歴史的には、守備戦術の革新としてのトータルフットボールのオランダやACミランなどの紹介は繰り返しになってしまう。 戦術の歴史をある程度知っているものには、復習に近いものになってしまうのがやや残念かなと思う。

Posted byブクログ