迷惑110番プルルルルルルル の商品レビュー

尾嵜橘音(著者)

2018/03/01

増え続ける迷惑電話のために設立された課に
移動になった主人公。
そこにいたのは、やる気がなさそうな上司だった。

頑固一途馬鹿、という感じの主人公で
疑う事をしない、警察に向いてない性格。
受かってしまえば大丈夫、ではありますが
ここまでだと、業務をきたせるのか謎になってきます。
やってもらう側としては、ここまで親身になってくれると
非常にありがたいですけど、ものすごく効率悪そうです。

そんな主人公の前で棒付き飴を食べる上司にも
大変な過去あり、ですが、確かに本人の隠している事を
人に聞いてしまうのはどうなのでしょう？
聞かされたと聞いた、では、天地の差があります。

とはいえ、自分が正しい、と思うことを貫いているのは
よい事だと思います。

2019/04/16

「迷惑110番」用に設置された低緊急性警察通報用電話対策係。メンバーは新米のかおりと、やる気のない上司の羽瀬のみ。

献本頂きました。ブクログさんありがとう！
事件が迷惑110番の中に紛れているんだろうけど、もっとライトなものかと思っていた。２時間ドラマみたいな展開だったなぁ。

2015/09/05

ブクログの献本にて。

キャラクター小説の王道とも呼べる。
熱血漢溢れる新米警官と、
やる気を見せないが実は有能な上司。

110番に寄せられた
事件にならない市民の声に耳をかたむけ
通常の捜査からこぼれ落ちてしまった事件の謎に挑む。

あれ、、、？
ここまで書いておいて
どっかにそんなバディ物のTVドラマがあったようなｗ
「妙ですねぇ」

は、さておき
文章は序盤が説明的で停滞気味。
主人公と上司の掛け合いが乗ってきたところで
ようやくスイッチが入ってきます。
そこからはすいすいですが、語り手の主人公以外の回想が入ってくるのは余計かなと。

そこが一番伝えたいところではあるのですが、
あえて語らずに読者に思わせるような展開を狙うべきだと思いました。

貰い物なので甘めの3点。

2015/08/04

【凸凹警官コンビをおそう、ほっこり、たまにヒヤヒヤ？のハプニング！】

　いっこうに減らない迷惑な110番への対策として、警視庁が試験的に設けた“低緊急性警察通報用電話対策係”、略して“テーキン”。
　配属された新米巡査のかおりが緊張しつつ初出勤すると、部屋にはヤル気の欠片も見られない上司の羽瀬だけ。所属たった２人の零細部署だった。「猫がうるさい」などの何とも肩すかしな内容ばかりだけど電話は毎日鳴り止まず、かおりはてんてこ舞い。そんな中、ある日突然「息子が誘拐された！」という“超緊急”案件がなぜかテーキンに迷い込んできて──!?