昭和史の10大事件 の商品レビュー

半藤一利(著者),宮部みゆき(著者)

2023/08/25

楽しく拝読。自分の若かりし時代、両親が生きた時代ってこうなんだったんだ、と感慨。単なる事実だけでなく、また、対談集ということもあり、また戦時中だけの話でもないことから、当時の空気感が伝わって来ました。楽しかったです。

2019/02/24

ここに挙げられた10大事件だけでなく、他の出来事もこの二人がどんな視点で話すのか知りたくなる。
ところで『戦後、歴史地理修身の授業が禁止された』というのに驚いた。修身はともかく、地理も歴史も戦争に勝った負けたに関係なく必要なことなんじゃないのかなあ・・・？確かに歴史の授業は現代まで辿り着かないままタイムアップとなってしまったけれど、自分の国の歴史を知るというのはとても大切なことだと思うし、辿り着けない授業だったからこそ（今はどうなのかしれないけれど）、一面しか見れなくて自分の都合いいように解釈するようになっちゃってるんじゃなかろうか。

2018/03/26

対談を書籍化したもの。
そのため、サクサク読めるが内容自体は濃いものです。
事件記者とミステリ作家の視点は異なるのですが、それが物事の本質を両面から照らし出していると思いました。
事件の当時の状況を知っている人と後から知った人の見方といってもよいかもしれません。
対談ならではの醍醐味でしょう。
本でも書かれていますが、憲法9条改正が言われている今、憲法9条を論じるにはまずこの本で予習が必要でしょう。

2016/03/02

作者を見て私が読まないわけないでしょう！的な。
図書館で目に入った瞬間飛びつきましたよ。　笑

内容としては、お二人が思う昭和の10大事件を挙げて持ち寄り、その事件について語る対談。
あれ？意外？なことも入ってるんだけど、話を聞いてるとなるほどーと思える。
半藤さんは実体験からの、宮部さんは事件の物語性という視点からお話しされるんだけど、不思議と同じ地点に収束するんだよねえ。
難しいこと考えずにさくさくワクワク読めるので楽しかった！

2015/11/26

『日本のいちばん長い日』『昭和史』などで知られる作家・昭和史研究家の半藤一利氏と、2.26事件に材をとった歴史ミステリー『蒲生邸事件』の宮部みゆき氏とが、「日本を変えた昭和の10大事件」は何かを選び、それがなぜ重大事件なのかを徹底討論。
お二人の著作は読んだことがあるものの、こうした歴史対談は珍しいと思い読んでみた。が、自分の勉強不足のせいでそんな事件あったなということは分かっても正直なところなかなか話についていけなかった。当時を知らない世代には厳しいんじゃないか、これ。私が理系だからかなあ？ゴジラに対しての意見や安保闘争の話は面白かったけど。各事件に対しての詳しいノンフィクションが読みたくなる。

2015/10/27

「高校の大先輩と後輩が昭和の事件史をネタにおしゃべりしている、肩の凝らない読み物」（「はじめに 宮部みゆき」より）。昭和金融恐慌から宮崎勤事件まで、昭和史１０大事件を巡る対談。なかには「日本初のヌードショー」なんてものもあって、愉しみながらザッと昭和史を眺められる。「どんなものであれ熱狂に巻き込まれてはいけない」との半藤氏の言葉が印象的。

2015/09/20

半藤氏と宮部氏、なんとなくあまり繋がりが見えない
異色の取り合わせ（？）の対談。
昭和の１０大事件について語っている内容。
昭和金融恐慌
２２６事件
大政翼賛会と三国同盟
東京裁判
憲法９条
日本初のヌードショー
金閣寺焼失
第５福竜丸とゴジラ
高度経済成長
宮崎勤事件

あまり発見や特記するような内容はあまりなく。。