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大きなたまご の商品レビュー

4.3

18件のお客様レビュー

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2017/06/24

農場の子が、夏休みに見つけた卵を温める。 あまりの大きさに、何が出てくるのか、いつ出てくるのかと、思案しながらも、詳しい大人に相談したり、温める工夫をしたりして過ごす。苦労を重ね、何も生まれないのでは?という不安を振り払い、温めた先に産まれたものは、予測できたものとはいえ、またそ...

農場の子が、夏休みに見つけた卵を温める。 あまりの大きさに、何が出てくるのか、いつ出てくるのかと、思案しながらも、詳しい大人に相談したり、温める工夫をしたりして過ごす。苦労を重ね、何も生まれないのでは?という不安を振り払い、温めた先に産まれたものは、予測できたものとはいえ、またそこからの飼育が大変なのですが、動物への無償の愛を持つ男の子が素敵です。一時はどうなってしまうかと思いますが、ハッピーエンドで、読後感も良いです。文庫で出版されて目にすることができ、嬉しい一冊。

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2017/01/07

1956年発表の児童文学。2015年岩波少年文庫版を読了。 庭で飼ってるニワトリがある日巨大な卵を産み、そこから孵ったのは何と恐竜・・・というトンデモ話を飼い主の子どもの視点でリアルかつユーモラスに描いた作品。大人たちの滑稽さをけっこう辛辣に描いていて楽しめます。古き良き時代の...

1956年発表の児童文学。2015年岩波少年文庫版を読了。 庭で飼ってるニワトリがある日巨大な卵を産み、そこから孵ったのは何と恐竜・・・というトンデモ話を飼い主の子どもの視点でリアルかつユーモラスに描いた作品。大人たちの滑稽さをけっこう辛辣に描いていて楽しめます。古き良き時代の児童文学という感はしますが良いです。

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2016/06/20
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楽しかった~。 最初は鶏から恐竜が産まれるなんて、ってバカにしたかんじで読んでいたんだけれど、どんどんお話しにひきこまれて、ネイトと同じ気持ちになっていました。 チーマー先生が素敵ですね。こんな大人が周りにいたら、こどもは幸せ。

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2016/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカの小さな町に住む12歳の少年ネイトの家のめんどりが大きな大きな卵を産んだ。一生懸命温めるめんどりのためにネイトも卵をひっくり返すのを手伝うが、3週間たっても、4週間たってもかえらない。 諦めようと思ったところ、古生物学者のチーマー先生と出会い、もう少し温め続けて欲しいと言われる。 1月半たってある朝、卵がかえっていた!なんと中から出てきていたのは、恐竜のトリケラトプスだった!!! アメリカ流ナンセンスユーモアが楽しい。 高学年向きとあるが、話の内容から中学年でもよいかも。

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2015/11/26

家でかっていた鷄が大きな卵を生んだ!硬いかわのようなからで、鷄くらいの大きなさ。ライトが世話するが、一向にかえらない。六週間たって生まれたのは、なんと、トリケラトプス。草を食べて食べて、どんどん大きくなって。実に、おもしろい☀!

Posted byブクログ

2015/11/10

ネイトが家で飼っていためんどりが、とてつもなく大きな卵を産んだ。その卵からかえったのは、なんと恐竜トリケラトプス!こんなことがあるなんて!ネイトは恐竜を一生懸命育てますが、恐竜には寒すぎる冬が近づいてきました。このまま家で飼うことはできないけど、恐竜から離れることもできません。そ...

ネイトが家で飼っていためんどりが、とてつもなく大きな卵を産んだ。その卵からかえったのは、なんと恐竜トリケラトプス!こんなことがあるなんて!ネイトは恐竜を一生懸命育てますが、恐竜には寒すぎる冬が近づいてきました。このまま家で飼うことはできないけど、恐竜から離れることもできません。そこで…。そんなバカな、という始まりですが、読み進めるにつれて、恐竜が本当に生きて今ここにいるような気がしてきます。ネイトといっしょにハラハラしてしまう、楽しい物語です。

Posted byブクログ

2015/10/12

『大きなたまご』というタイトルからして、ワクワクする。そもそも「たまご」ってものが人をワクワクさせる素敵なアイテムなんだよな。何が生まれてくるんだろう、鳥かな、爬虫類かな、それとも全然想像していなかった何かかな…って。しかも「大きな」たまごだなんて、尚更ドキドキだ。 生まれてき...

『大きなたまご』というタイトルからして、ワクワクする。そもそも「たまご」ってものが人をワクワクさせる素敵なアイテムなんだよな。何が生まれてくるんだろう、鳥かな、爬虫類かな、それとも全然想像していなかった何かかな…って。しかも「大きな」たまごだなんて、尚更ドキドキだ。 生まれてきたたまごの中身と共に、主人公の男の子が毎日を過ごしていくわけなのだが、ここで、奇想天外な大冒険が始まらない点が、いい。不思議なパートナーと共に、日常をどう超えていくかって話であって、だからこそ、親近感もわくし「そうかー、実際飼うとなったら○○が大変だよなぁ。」と、今の自分の生活に置き換えて楽しむこともできる。淡々と日々を暮らしながら、そのなかで、できることを模索して選択していく感じが、リアル。そしてそこが良い。 ちなみに、パートナーの巨大生物くんの方は、人間の言葉を話したりはしないし、派手に物語に登場することもない。自分の本能に従って真面目に生きているだけ。でもそれを、人間の側があれこれまくし立てて、生かせとか殺せとか勝手なことを議論する。だから、ある意味では寓話なのだろうなとも思う。 また、この物語の特徴のひとつに、主人公の男の子の作文のような語り口で物語が展開していく、という点がある。これがまた独特で、本当に、そのまま作文のお手本にもできるような、きちんとしていながら個性の感じられる文体なのだ。だから、この作品を夢中になって読むくらいの年齢の子供たちにとっては、無意識のうちに素敵な教科書にもなるかもしれない。こんな作文を子供たちがどんどん書けるようになったらとても嬉しい。 うーん、私だったら、やっぱりティラノサウルスとな生で見てみたいけど…。でも飼うのは難しそうだなぁ。トリケラトプスは草食だからいいけど、ティラノは肉食だし…。背中に乗るとかもできなさそうだしね。

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2015/10/03

米国ニューハンプシャー州に住むネイトの家のニワトリが、大きな卵を産んだ。必死で温めるメンドリ。あきらめかけたころに生まれたのは、なんと恐竜・トリケラトプスだった。古生物学者のチーマー先生の助言のもと、アンクル・ビーズレーと名前をつけてトリケラトプスの世話をするネイト。しかし、驚異...

米国ニューハンプシャー州に住むネイトの家のニワトリが、大きな卵を産んだ。必死で温めるメンドリ。あきらめかけたころに生まれたのは、なんと恐竜・トリケラトプスだった。古生物学者のチーマー先生の助言のもと、アンクル・ビーズレーと名前をつけてトリケラトプスの世話をするネイト。しかし、驚異的な速さで大きくなるビーズレー。ニューハンプシャーの冬を乗りきる事も難しく、とうとうチーマー先生のはからいで、ニューヨークの博物館に引き取られることになる。 ところが、あまりに大きくなったトリケラトプスに恐れをなした政治家たちは恐竜を殺す法律を作ってしまう。 ペットのように仲良く育てていたネイトはショックを受ける。そこで、チーマー先生が提案した作戦とは…。 米国での初版は60年近く前。日本でも1968年に学研から出版されていたもの。松岡氏が、新たに翻訳。状況は古いけれど、現在でも十分楽しめる。 英米の子どもの本には、とっても素敵な大人が登場する事が魅力です。この本でも、チーマー先生はもとより、ネイトの両親も、なかなか素敵です。

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