君が電話をかけていた場所 の商品レビュー
君が電話をかけていた場所 僕が電話をかけていた場所 二作合わせて完結する物語 一作目を読了 「顔にできた痣」のせいで卑屈に暮らしていた少年と、地域でも目立つ才色兼備のクラスメイトの少女 二人は孤独を抱える同士として、支え合っていた。 別々の中学校に進学し 高校に入ったところか...
君が電話をかけていた場所 僕が電話をかけていた場所 二作合わせて完結する物語 一作目を読了 「顔にできた痣」のせいで卑屈に暮らしていた少年と、地域でも目立つ才色兼備のクラスメイトの少女 二人は孤独を抱える同士として、支え合っていた。 別々の中学校に進学し 高校に入ったところから物語が始まる。 突然鳴り出した公衆電話に出ると…… いや……それより 「荻上千草、どうか幸せになってくれ」の一言に尽きる… 次巻へ
Posted by
「ゆびきりげんまん」 君に恋した過去を今。 電話の相手は一体誰なのだろうかと疑問にも思うが、彼の居る場所の公衆電話にかけてくるのも面白いな。 傷が無ければ違う未来にいただろうが、その傷があったからこそ彼女と出会えたとも考えられないのだろうか。 「うたかたの夏」 過去に戻って見た...
「ゆびきりげんまん」 君に恋した過去を今。 電話の相手は一体誰なのだろうかと疑問にも思うが、彼の居る場所の公衆電話にかけてくるのも面白いな。 傷が無ければ違う未来にいただろうが、その傷があったからこそ彼女と出会えたとも考えられないのだろうか。 「うたかたの夏」 過去に戻って見たは。 痣の無い過去というのは、同じ時に戻ったのとは違い別の次元に来たような感じだろうな。 電話先の彼女は答えなかったが、もしかして彼女の顔にあった痣は見覚えのあるものだったのだろうか。 「吾子浜の人魚伝説」 彼に会いたくない心。 契約時に知らされて無かった内容というのは、多分相当重要な内容であって彼女はそれを知っているのかもな。 教師が疑うのも無理はないのかもしれないが、誰一人現場を見た人物が居ない中で決めつけるのはどうなのだろう。 「星を見る人」 彼女の為に出来る事。 彼が必死になる為に今言ったのか分からないが、契約をする際に必ず言うべき事ではなかったのだろうか。 彼の動きの次第で彼一人の未来だけでなく、彼女も含め二人の未来に干渉してしまうのではないだろうか。 「九番目のほうき星」 次に疑われた疑惑は。 彼だと犯人を決めつけたように言っていた割に、裏取りまでして本当か確認する辺り今時珍しい教師だな。 彼女の後をつけていたはずなのに、何故目撃証言には彼しか居なかった様な雰囲気の発言なのだろう。 「僕が電話をかけていた場所」 鳴り響いた電話の先。 どちらもが受信した側であるのなら、あの電話はどうやってかけられたのか気になるな。 彼に想いを寄せる彼女の存在と、彼が想いを寄せる彼女へ全て話した先どうなるのか。
Posted by
少年深町陽介と彼の幼なじみ初鹿野唯が、小学校から高校までの互いの時間軸の中、顔の痣に関する出来事の中で動くストーリー。 受話器の謎の女の賭けに乗るかたちで新生活をスタートさせた深町。不良だった中学時代の過去を捨て、平凡な高校生になるはずが…。 彼を取り巻く環境、関わる人物、そして...
少年深町陽介と彼の幼なじみ初鹿野唯が、小学校から高校までの互いの時間軸の中、顔の痣に関する出来事の中で動くストーリー。 受話器の謎の女の賭けに乗るかたちで新生活をスタートさせた深町。不良だった中学時代の過去を捨て、平凡な高校生になるはずが…。 彼を取り巻く環境、関わる人物、そして変わってしまった初鹿野。 非現実な出来事と、よくある10代の若者の日常。スムーズの物語を読む事が出来ました。千草さんは健気ですね。 前編という扱いなので終わり方も唐突。 最終的な感想は後編読んだ後ですね。
Posted by
「僕が電話をかけていた場所」と続けて読了。興味惹かれるタイトルから、一つの話の裏表とかかなとか、色々想像して読み始めたのですが、普通の前後編でした。設定や展開がなかなかおもしろく、前編途中くらいからぐいぐい続きが読みたくなる感じでした。後編途中くらいからちょっと雰囲気が予想してい...
「僕が電話をかけていた場所」と続けて読了。興味惹かれるタイトルから、一つの話の裏表とかかなとか、色々想像して読み始めたのですが、普通の前後編でした。設定や展開がなかなかおもしろく、前編途中くらいからぐいぐい続きが読みたくなる感じでした。後編途中くらいからちょっと雰囲気が予想していたのと違い、最後はある意味予想外の展開だったのですが、結果的にはなかなかおもしろかったです。 これ、ダブルヒロインで実写映画化とかしたらウケたりするんじゃないですかね。
Posted by
続刊『僕が電話をかけていた場所』と合わせて一つのお話となる物語。 三秋縋さんによる、あるひと夏の不思議なお話だ。 現実に根ざしているのに不思議要素もある三秋さんの、どこか痛みや陰を伴う話は、読んでいて独特の納得を感じさせる。続刊にも期待。
Posted by
凄く痛寂しい話。 確かに自業自得なところもあるが… 伏線が色々見え隠れしてるけど、それにしたって… ちと辛い。 けど、先がとても気になる話。 これ、同結末つけるのだろうか… そもそも電話の女は一体何が目的なのだろうか? 痣はどこへ? 色々、気になってしょうがない
Posted by
前から気になっていた作家さんだったので、評価の高かったこちらに手を出した。 ライトノベルだと思っていたが、思っていた以上に重い。しんどい。 そしてちょっと癖のある、かっこつけたような文体が引っかかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
道端の公衆電話がいきなり鳴る。電話口の女から持ちかけられた「賭け」で、深町の頬の醜い痣はきれいに消えた。痣のせいで今まで得られなかった普通の人間関係を手に入れた深町、しかし、賭けには代償があって… 三秋作品上下巻の上巻。まだ明らかにされない初鹿野の闇の理由のせいで、初鹿野がただのつんつんさんに見える。下巻読んだから理由はわかるんだけど、深町の初鹿野への気持ちの深さすごいなあ。
Posted by
2017.11.2 読了。 ああだったら、こうだったら、と思うことがたくさんある。コンプレックスのない人生。ある人生。どんな自分だったら自分を好きになれるんだろう。
Posted by
これさえなければ…という自分の欠点を消してもらう代わりに恋を成就させる賭けなんて、どこからどう見ても人魚というよりも悪魔。 でも、確かに“~さえなければ、~であればもう少し~になれるのに”とは何度も考えたことがある。 大事だからこそ自分は彼女に恋をする資格がないと考えるなんて、...
これさえなければ…という自分の欠点を消してもらう代わりに恋を成就させる賭けなんて、どこからどう見ても人魚というよりも悪魔。 でも、確かに“~さえなければ、~であればもう少し~になれるのに”とは何度も考えたことがある。 大事だからこそ自分は彼女に恋をする資格がないと考えるなんて、健気だがもどかしい。 それにしても痣さえなければ、イケメンで頭もよくて美少女クラスメイトと仲がいいなんて、もうそれだけで泡になってくれと願うレベルのスペック。羨ましい。 もう、賭けなんて考えないで高校生活満喫すればいいのに。
Posted by