愛を返品した男 の商品レビュー
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この本めちゃめちゃ面白い。この人の本をもっと読みたいし、こういうスタイルの作家がもっと増えればいいのにと思う。 訳者あとがきの「スマートで、ファニーで、ひ皮肉とツイストが効いている。(略)非常にロマンティストでありながら、理屈や現実的な感覚でロマンスの持つファンタジーをひとつひとつ潰してしまえるような冷静なところがあり、かつ、自分自身でそのファンタジーを壊してしまったことに傷ついているような、不思議な葛藤がそこにある」がとても言い得て妙。 EXITの兼近氏はこのような物書きになれるのではないかと期待している。「むき出し」はつまらなかったけど、兼近さんにしか書けないものがノヴァクさんのようなスタイルで…不定型詩なども含めて…書けるのではと期待する。
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2、3行の短い作品からそこそこの長さの短編まで収録されている。お気に入りは「ケロッグ」という話の、「だが、君に聞こう。君には難しい質問にも答えを出せるだけの力があるはずだ。愛とは、当事者以外の周囲の人間まで従わなくてはならないほど強烈なものなのかな?」という一節である。この本は某...
2、3行の短い作品からそこそこの長さの短編まで収録されている。お気に入りは「ケロッグ」という話の、「だが、君に聞こう。君には難しい質問にも答えを出せるだけの力があるはずだ。愛とは、当事者以外の周囲の人間まで従わなくてはならないほど強烈なものなのかな?」という一節である。この本は某匿名掲示板のコピペやアルファブロガーの閑話休題、ツイッター小噺を想像してしまう作品も多いが、愛が見え隠れしている。その愛は薬にも毒にもなりうるし何の意味もないことにもなる。チラリチラリと出てくる「愛」に、頭を抱えそうだった。 英語で朗読することでブラッシュアップされたらしい経緯や、アメリカの現代文化に深く根ざした内容から、本来の面白さから半減どころか四分の一減している気がするのが残念だった。原語で読めたらなあ。 本文の紙はもっと薄くて軽い紙が良かったと読んでて思ったが、表紙のぷくぷく?した手触りは好き。
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一風変わった短編小説を読みたい方にオススメ。 短編映画のようなもの、「サタデーナイトライブ」のコントでありそうなものなど、一味変わった物語が多い。ただ、ちょっとシツコイ感があるので☆−2。 訳者あとがきで知ったけど、実際に「サタデー〜」で脚本を手がけていたとか。 ふつうの小説に飽きたときに読み返そうっと。
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I don't know why his means? but I want to listen to the very best Dan Forgelberg. SOPHIA, the man who reject a loving.
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「ヤングアダルトUSA」のトークショーに行ったとき、会場で売っていたのでまったく勢いのみで買ってしまったもの。山崎まどかさんが訳したってだけで、著者についても全然知らなかったし、短編集なので苦手かなーと思っていたのだけど、予想以上におもしろかった。 ユーモア短編集で、まあ正直い...
「ヤングアダルトUSA」のトークショーに行ったとき、会場で売っていたのでまったく勢いのみで買ってしまったもの。山崎まどかさんが訳したってだけで、著者についても全然知らなかったし、短編集なので苦手かなーと思っていたのだけど、予想以上におもしろかった。 ユーモア短編集で、まあ正直いまひとつぴんとこないものもあったけど、好きだったのは「ケロッグ」「~エルヴィス・プレスリー~」「市場の落ち込み」「ウィリーをどうにかしなくっちゃ」「建設的批評」とかとか。 キュートで皮肉っぽくて哀しげなところもあって、帯の著者の写真のせいもあるかもしれないけど、知的な文化系の若いちょっと間抜け感もある男の子(といっても著者は30代)が書いたって感じ。 ほんの数行とかすごく短いのもあるんだけど、こういうのって、これでやめとこう、とか思うのかな。長く書けちゃいそうなのに。 著者は、山崎さんの解説によれば、エリートコメディアン。ドラマ「ザ・オフィス」に出てるというので、見てみたくなった。
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