タモリと戦後ニッポン の商品レビュー
タモリの人生を振り返りながら日本の戦後史を語る。終戦の年に生まれたタモリさんの半生を見ていくことで日本の時代、風俗が立体的に浮かび上がる感がある。 タモリさん自身への直接のインタビューはないので、まるで死後に出版された本みたいな印象も。 ブラタモリは末永く元気に続けてほしい。
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序 章 偽郷としての満洲 第1章 坂とラジオ、そしてジャズ―祖父母に育てられて 第2章 大学紛争とダンモ研狂騒曲―森田一義から「タモリ」へ 第3章 空白の7年間―ボウリングブームのなかで 第4章 ニッポン最後の居候―タモリ出現 第5章 テレビ「お笑い」革命―芸能人と文化人のあい...
序 章 偽郷としての満洲 第1章 坂とラジオ、そしてジャズ―祖父母に育てられて 第2章 大学紛争とダンモ研狂騒曲―森田一義から「タモリ」へ 第3章 空白の7年間―ボウリングブームのなかで 第4章 ニッポン最後の居候―タモリ出現 第5章 テレビ「お笑い」革命―芸能人と文化人のあいだで 第6章 “変節”と“不変”―フジテレビの絶頂と『笑っていいとも!』 第7章 「リスペクト・フォー・タモリ」ブーム―テレビは終わらない 終 章 タモリとニッポンの“老後”
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おもしろかった。実に想定外だった。歴史的ドキュメンタリーである。そしてこの本が終わったあと、SMAPが解散し、令和になり、コロナの時代になった。
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ほぼずっとタモリの話で「戦後ニッポン(社会学的分析)」の話は少ない。タモリに興味ない人は読んでいて辛い ●感想 タイトルに惹かれてaudiobook.jpで購入。タモリという芸能人と「戦後日本」のダイナミクスが語れることを期待してしまったが、内容は「タモリ」一色である。タモリ...
ほぼずっとタモリの話で「戦後ニッポン(社会学的分析)」の話は少ない。タモリに興味ない人は読んでいて辛い ●感想 タイトルに惹かれてaudiobook.jpで購入。タモリという芸能人と「戦後日本」のダイナミクスが語れることを期待してしまったが、内容は「タモリ」一色である。タモリの大学時代から今に至るまでを終始ミクロに語る。「あの時代のとき、~なタモリの芸がウケた」「タモリのこういとろが革新的だった」と語られるが、芸能界・タモリそのものに興味がない私にとっては読み通すのが辛かった。タイトルのように、タモリや芸能界の事象をもっと抽象化して、日本社会と結びつけて語ってくれれば良いのだが...。そういった理論化・抽象的コンセプトはとくに見当たらない。当時の芸能事情が多く書かれているばかり。タモリ好きは読めばよいと思うが...
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タモリ論、タモリ学に続き本作を読了。 後発で情報が豊富かつテーマが社会背景にも触れている事もありもっとも読み応えは高い。タモリがサブカルからメインにすわりやがて枯淡の隠居然となりゆく様子が、時代背景も含めてしっかりと。 まぁ3作目なのでエピソードがかぶるのは当たり前。」はり幼年時...
タモリ論、タモリ学に続き本作を読了。 後発で情報が豊富かつテーマが社会背景にも触れている事もありもっとも読み応えは高い。タモリがサブカルからメインにすわりやがて枯淡の隠居然となりゆく様子が、時代背景も含めてしっかりと。 まぁ3作目なのでエピソードがかぶるのは当たり前。」はり幼年時代のフールオンザヒルのエピソードにぐっとくる。
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2019年10月17日読了。cakesでの連載を書籍化したというタモリ論。「戦後ニッポン」という切り口は面白い、密室芸人として周りに押し出されるように世に出たタモリはテレビの露出が増えるに従い毒のない人物に変節していった、というイメージがあるが、戦後日本の文化(特にテレビ)レベル...
2019年10月17日読了。cakesでの連載を書籍化したというタモリ論。「戦後ニッポン」という切り口は面白い、密室芸人として周りに押し出されるように世に出たタモリはテレビの露出が増えるに従い毒のない人物に変節していった、というイメージがあるが、戦後日本の文化(特にテレビ)レベルの向上、人々の関心の変化が彼を見る目を変えてきただけでタモリ自身の趣味嗜好・観察眼など本質はずっと変わっていない、とする観点は面白い。「他の才能を立てる」という点でタモリはたけし、さんまとは異なり、むしろ森繁久彌にその立ち位置は近い、という指摘も、自分は森繁翁のすごさは知らないのだが興味深い。いいともの最終回、見ておけばよかったな。
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2016/8/20タモリは終戦の一週間後に生まれている。期待した歴史部分は、少なかったがタモリの生涯を描いた力作だった。★4
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1945年敗戦の年に生まれたタモリさん。早稲田大学でダンモのマネージャーをして後、福岡に帰りサラリーマンになったタモリさんが、いかにしてテレビに出るようになったのか。いいともが終わってタモリさんはどう変わって行くのか。昭和の歴史、時代背景とともに描かれている。
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戦後のテレビ史という印象。 それもタモリを中心に添えて描くので、どこか客観的で醒めていて面白かった。 国民のおもちゃ、いいじゃない。
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新書としてはページ数が多いが読み終わってみると飽きない内容。特にタモリの学生時代からのエピソードは興味深い。タモリのようなタレントは今後は出てこないのか。
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