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窓ぎわのトットちゃん 新組版 の商品レビュー

4.4

133件のお客様レビュー

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    68

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/05/18

子どもの教育は重要、どのように子供を育てるのか、もっともっと子供を視て、子供にあった、個性を活かせる子育て、教育を勉強せなあかん!

Posted byブクログ

2024/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者はきっといつまでも子どもごころを忘れない人なのだなあと感じる作品。 特に「とっても不思議!」は、日常の些細な出来事だけれど大人になっても忘れていないということは、それだけ強烈な思い出だったってこと。 そういえば自分は小さい頃「寿限無」やことわざを覚えたな、とか、祖父母の家で花札をして遊んだな、とか色んな思い出を思い出す。 トモエ学園でのあれこれは、きっと今の日本の教育にとってとても大切な指導方法だと思う。 ただ、それは生徒と先生の人数のバランスが取れているから出来ることで、1:30以上の今の教育では難しいだろうなというのが現実。 時代の流れと共に、ぐらぐら変化する価値観。当然過去を遡れば、男尊女卑は価値観として当たり前の世の中で生きている中で、「女の子には親切に」と教える校長の凄さが描かれている。子どもの頃にそういった教育をされた男の子は、きっと生涯女の子には親切にしなければと思い続けるだろう。逆に威張っていいと教わった子どもは威張り散らして、きっと大人になって白い目を向けられている。最近視聴している『梨泰院クラス』でも正に同じような描写が出ていて、子供の行動は親の背中や言葉による事が往々にしてあると思った。 いかに子どもの時に人として当たり前のことを教わったか、自分の中に取り入れたかで、その後の生き方に変化を及ぼすかを描かれている。

Posted byブクログ

2024/05/12

中学の時、同級生が「この本を読んで学校の先生になろうと思った」と話していたのが記憶に残っている。たしかに。そう思う人もいそう。 学校の思い出話だけかと思ったら戦争も絡んできて、当時の雰囲気が少し伝わる。

Posted byブクログ

2024/05/06

やっと「窓ぎわのトットちゃん」を読んだ。1981年刊行以来世界中でベストセラーになっているこの本を私は2024年の今読み終えた。文庫版あとがきで黒柳さんが書いているように、「タレントが書いた」「ベストセラーになった」そして黒柳徹子が書いた本として、手にも取らずにそのまま見捨ててい...

やっと「窓ぎわのトットちゃん」を読んだ。1981年刊行以来世界中でベストセラーになっているこの本を私は2024年の今読み終えた。文庫版あとがきで黒柳さんが書いているように、「タレントが書いた」「ベストセラーになった」そして黒柳徹子が書いた本として、手にも取らずにそのまま見捨てていた。そしてようやく黒柳徹子さんのインタビュー番組で「自分がトモエ学園で育てられた」という小学校時代のエピソードを聞き、では一度トットちゃんを読んでみようと文庫本を購入した。本の最初から黒柳さんが小学校を退学させられる(!)エピソードで始まり、いかにも発達障害、注意欠陥多動性障害の学校の枠にはまらない児童であったことが明かされていく。この黒柳さんを受け入れたトモエ学園は1937年から1945年までの8年間しか存在していなかった。しかしこの本を通してその創始者の小林宗作さんの言動、行動が、既存の学校教育の枠を超えてしまう「問題児」に向き合う教育者の姿勢として、現在にも通用するものであったと明らかにされる。「窓ぎわのトットちゃん」は、戦前に軍国教育だけではない幼児教育が可能であったことを示すトモエ学園の姿を記録する大切な1次資料である。

Posted byブクログ

2024/05/05

昨年末の映画でめちゃくちゃ感銘を受けたので、原作本を読破。 原作はどちらかと言うと短編集的な雰囲気なので、1本の映画としてまとめるために、トモエ学園の素晴らしさはもちろん、生死と戦争というものを軸に構成され直しているんだと思った。 映画でもずっと号泣だったのだけど、小説も本当にめ...

昨年末の映画でめちゃくちゃ感銘を受けたので、原作本を読破。 原作はどちらかと言うと短編集的な雰囲気なので、1本の映画としてまとめるために、トモエ学園の素晴らしさはもちろん、生死と戦争というものを軸に構成され直しているんだと思った。 映画でもずっと号泣だったのだけど、小説も本当にめちゃくちゃよかった。 今風に言うと、トットちゃんはHDSDとかに分類されるのだろうか。そんな言葉もないような時代に一人一人の子供と向き合いながら教育を行っていた小林先生は本当に感動する。 こんなふうな教育ができている場所が、今の日本にあるのだろうか?この学校で学ぶことができたら、きっとどんなにか幸せなんだろうなと思う。

Posted byブクログ

2024/05/01

最近、徹子の部屋を好みの人が出ると見るようになって、黒柳さんの人柄にとても好感をもっていました。(でしゃばらず人の話を優しく聞く] そこでこの本を読んでみることにしました。 感じるものはいっぱいあったけど、とにかく 徹子さんの柔らかな温かい人間性が感じられました。 徹子の部屋を1...

最近、徹子の部屋を好みの人が出ると見るようになって、黒柳さんの人柄にとても好感をもっていました。(でしゃばらず人の話を優しく聞く] そこでこの本を読んでみることにしました。 感じるものはいっぱいあったけど、とにかく 徹子さんの柔らかな温かい人間性が感じられました。 徹子の部屋を100歳まで続けたいとのこと、ぜひ 続けて欲しいと思います。 続編をこれから読みます。

Posted byブクログ

2024/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トットちゃんが私に似ていて、微笑ましいと共に、勇気づけられました。私もトモエ学園に入りたかったと思います。しかし、終盤になるにつれ、戦争の存在が見え隠れし始めます。その度にキュンと胸が締め付けられ、切なさのあまり涙も出ませんでした。他にも、今では悲しい当時の時代背景も知ることができ、ただトットちゃんが可愛いだけのお話ではありませんでした。胸が締め付けられると同時に、戦争の恐ろしさを伝え、平和のバトンを今を生きる私たちに託してくれる人々の存在を前に、平和を願う人々の優しさと温もりを感じました。真の教育とは何か、今の我々に欠けているものは何か、そして戦争についてなど考えさせられる本でした。

Posted byブクログ

2024/04/24

リトリックという音楽体操の導入で子供達の思考と全身運動の連動を推進した。画一的な教育ではなく、個人の良さに焦点を当てて自信を持たせる教育は羨ましい、なと感じた。

Posted byブクログ

2024/04/23

長い間ベストセラーで世界中で読まれていると言うのも納得。 子供の素直な気持ちとその補足がスッと入ってくる。お母さんの心持ちと、のぞみ学園の校長先生の願いと実践が時代を超えても普遍なところが素敵。

Posted byブクログ

2024/04/21

映画や続編の発売で話題になっていたのでようやく読んだ。 黒柳徹子の幼少期のお話 トモエ学園のような多様性を重んじた考え方は今では割と当たり前になってきているけれど、当時の人たちにとってはとっても新鮮で斬新な考え方だったんだと思う。 まだまだ人と違うことを受け入れる文化が日本にはあ...

映画や続編の発売で話題になっていたのでようやく読んだ。 黒柳徹子の幼少期のお話 トモエ学園のような多様性を重んじた考え方は今では割と当たり前になってきているけれど、当時の人たちにとってはとっても新鮮で斬新な考え方だったんだと思う。 まだまだ人と違うことを受け入れる文化が日本にはあまりない。私が大学生の時加入していた障害児と遊ぶサークルのみんなと過ごした日々を思い出した。 小林宗作先生が日本に広めたとされるリトミックは私も高校生の頃に部活で触れたことがあって、親近感が湧いたしトモ工学園と少し繋がりを持てたような気持ちになった。 後半は少し戦争が絡むお話で、グサグサと刺さる部分も多かった。 今このご時世で話題になっているのはちゃんと意味があるのかもしれない。 黒柳徹子はただのテレビの中の人というイメージだったけれど、あとがきを読んで本当に凄い人だったんだと初めて知った。ただの天才ではなく、ちゃんと考えて生きてる人だった。だからこそ長年芸能界で活躍してしているのだと思うし、窓際のトットちゃんが世代を超えて読み継がれるベストセラーとなっている理由もそこにあると感じる。

Posted byブクログ