〈40男〉はなぜ嫌われるか の商品レビュー
7割方読み進んだところで衝撃的な記述 「まず、単に機械的に年齢で区切っただけの世代論は、とても雑なものが多いという問題点を指摘しておきたい」 おい。
Posted by
すぐに読める、気軽さのある本。最近、メディアの記事でも多く見かけるようになった、田中俊之先生。 社会学としてはマイナー分野の男性学を主に研究され、不遇の時代もあったのかもしれないけど、いま注目が集まっている、積極的に表に出る(出してもらえる)社会学者のひとりだ。 40歳の著者の顔...
すぐに読める、気軽さのある本。最近、メディアの記事でも多く見かけるようになった、田中俊之先生。 社会学としてはマイナー分野の男性学を主に研究され、不遇の時代もあったのかもしれないけど、いま注目が集まっている、積極的に表に出る(出してもらえる)社会学者のひとりだ。 40歳の著者の顔写真を見てもらえれば分かるが、カッコいいなぁ、と思う。Twitterでエゴサーチしてみると、女子学生からの人気も高そうだ。そんな先生から、モテない40代よ、目を覚ませ!と言われても、しっくりこない、というかなんか悔しいところもあるのが正直なところ。 ただ、実際に勘違いしている男性が多いのも事実なんだろうと思う。折り返し地点を迎えた男性が自身を捉え直し、今後の身の処し方を考える。 自分のこれまでの言動・考え・働き方や生き方の再考は、自分自身を変えるだけでなく、女性の働き方への理解、地域の見守り、育児環境の整備といった身近で、しかし重要な視点への広がりも期待できる。 著者のかっこよさが気に入らないとか拗ねてないで、もういい年なんだからと、受け入れざるを得ないのかもしれない。 というのが、著者の考える結論なのだろうが、敢えて抵抗し続ける面倒なオッサンはなかなか消えないだろうし、だからこそ、そういった頑固な男臭いオッサンへの一定の理解も必要なんだろうと思う。
Posted by