シンデレラたちの罪 の商品レビュー
2019.08.29.読了 まさにまあまあの仕上がりです。 装丁がかわいいのと題名がよいので読んでみました。 スリリングな始まりとフレドリカが少しずつ真相に近づく感じは読者心をくすぐりましたが、犯人の設定がめちゃくちゃ弱いんですよね。 えええっー!この人だったの?的なこともなく、...
2019.08.29.読了 まさにまあまあの仕上がりです。 装丁がかわいいのと題名がよいので読んでみました。 スリリングな始まりとフレドリカが少しずつ真相に近づく感じは読者心をくすぐりましたが、犯人の設定がめちゃくちゃ弱いんですよね。 えええっー!この人だったの?的なこともなく、過程でこちらが想像した犯人とはかけはなれたイメージ。 設定も弱いけど、犯人こそが弱っちいんですよね もっとゴツゴツしたデンと構えた犯人像だったもんで。 現実の刑事事件もそんなにドラマチックなことが起こるわけじゃないのかもしれないけど、 そこは、小説なんだからもっと過激でいいんじゃないでしょうか
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北欧ミステリ王道の私生活感たっぷりなチームが主役のシリーズ。決して愉快ではない葛藤や悩みを抱え、時には古い固定観念や狭量な女性偏見やらを見せ付けられてうんざりしつつも、最後まで面白く読めた。恐らくバラバラだったメンバーの確かなチーム力向上が、読んでいて新鮮かつ多少の爽快感を齎して...
北欧ミステリ王道の私生活感たっぷりなチームが主役のシリーズ。決して愉快ではない葛藤や悩みを抱え、時には古い固定観念や狭量な女性偏見やらを見せ付けられてうんざりしつつも、最後まで面白く読めた。恐らくバラバラだったメンバーの確かなチーム力向上が、読んでいて新鮮かつ多少の爽快感を齎してくれたからだと思う。 ただ、個々人の私生活を詳細に描いていたにも関わらず、最後にそこに至った重要な経過がなぜか省略されている気がする。真犯人のその罪においても、なぜ?という疑問が残されたまま、真実は完全に解明されない。次作以降は国が抱える社会派事件らしいので、話が繋がっている訳でもないのだろうが、何となく気になる終わり方だった。
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- ネタバレ
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また面白い北欧ミステリーが出た。やり手の捜査リーダーを筆頭に、私生活にいろいろ思う所のある警察メンバーが活躍するのは、北欧警察小説の王道。その中で新鮮なのは、主人公?の女性刑事が民間出身だということ。女性で若くて、民間時で、元音楽家で、研究者っていう型破りなところが面白かった。作者はこれがデビュー作らしいけど、完成度は高いよ。
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女の子は座席で眠っていた。途中駅での停車時間にホームに降りた母親を置いて、列車は出発してしまう。そして終点で確認したときには、女の子は消えていた……。捜査にあたったストックホルム市警の敏腕警部は、少女の母親の別れた夫に目をつけた。どうやら母親は元夫に暴力をふるわれていたらしい。だ...
女の子は座席で眠っていた。途中駅での停車時間にホームに降りた母親を置いて、列車は出発してしまう。そして終点で確認したときには、女の子は消えていた……。捜査にあたったストックホルム市警の敏腕警部は、少女の母親の別れた夫に目をつけた。どうやら母親は元夫に暴力をふるわれていたらしい。だが彼の部下で新人の女性警察官のフレデリカは捜査の方向に違和感を感じていた。世界27か国で刊行、大好評を博したデビュー作。訳者あとがき=ヘレンハルメ美穂
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目新しいテーマではないし進行もシンプルやけど、捜査陣の人間模様はいい。 愛って複雑。人が複雑なんか。
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あらすじを少し見たときから面白そうだと思っていました。五百ページをこえる長編ですが、驚くほど読みやすく、とても楽しい読書となりました。シリーズも本国では続いているようなので、ぜひ翻訳の方よろしくお願いします。買って正解でした。
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