太陽の石 の商品レビュー
ネアリイに出会ったことで、他者の気持ちというものに思いを巡らせることができるようになったデイス、もといデイサンダー。 このシリーズでいちばん好きかもしれない。
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拾われて育ったデイスが、山でひょんな事で蘇らせたリンターという魔術師に半ば強引に付いてくるように脅されて村を出て旅をすることになる話。一緒に付いてきた姉の存在で嫌な予感はしましたが、やはり予想は的中しました。過去はなかなか凄惨なものでしたが、道中はそれほど苦難もなく着々と進んでい...
拾われて育ったデイスが、山でひょんな事で蘇らせたリンターという魔術師に半ば強引に付いてくるように脅されて村を出て旅をすることになる話。一緒に付いてきた姉の存在で嫌な予感はしましたが、やはり予想は的中しました。過去はなかなか凄惨なものでしたが、道中はそれほど苦難もなく着々と進んでいったので、楽しく読めました。出来ればみんな生きていたらと思わざるをえませんが、負けずに強く生きていってほしいなと思います。
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イザーカトの9人きょうだい その魔導師たちの、壮絶なきょうだい喧嘩の話 きょうだい喧嘩とはいうものの、もちろん拳や言葉でポカポカ殴り合う生易しいものではなく 血で血を洗うような凄惨な喧嘩というか対立 しかしそこに秘めたる思いは、 決して相手をひたすらに憎悪するだけのものではなく...
イザーカトの9人きょうだい その魔導師たちの、壮絶なきょうだい喧嘩の話 きょうだい喧嘩とはいうものの、もちろん拳や言葉でポカポカ殴り合う生易しいものではなく 血で血を洗うような凄惨な喧嘩というか対立 しかしそこに秘めたる思いは、 決して相手をひたすらに憎悪するだけのものではなくーー 圧倒的に語彙力が足りなくてうまく感想が書けないけれど とにかくとても面白かった…もうただそれだけ 小さい頃に図書館で借りて読んだような、懐かしいファンタジー そんな雰囲気をまとう乾石さんの作品が好きだ… 胸に春風と大地のあたたかみを
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オーリエラントの魔道師シリーズを 読み始めて3作目。 シリーズで初めて ラストに胸をなでおろしました。 ファンタジーであるからには 冒険や試練、宿命、永劫などの言葉から 物語は逃れられないのだと思いますが この作品からはたくさんの人の多くの笑顔や幸せが 春に咲く花のつぼみの...
オーリエラントの魔道師シリーズを 読み始めて3作目。 シリーズで初めて ラストに胸をなでおろしました。 ファンタジーであるからには 冒険や試練、宿命、永劫などの言葉から 物語は逃れられないのだと思いますが この作品からはたくさんの人の多くの笑顔や幸せが 春に咲く花のつぼみのようにほころび始めています。 ふっと空を見上げて にっこり微笑みたくなる そんなファンタジーでした。
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具体的にどういうことなのかさっぱりわかんないけど、「こまけぇことはいいんだよ!(AA略」みたいな美しい文章にうっとりする。目と脳が喜ぶ一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
魔導士の月から800年後の世界。過去(300年)と現在を行き来しながら壮大な兄弟喧嘩を繰り広げる魔導士イザーカト兄弟の話。というと身も蓋もないが、なぜナハティが闇に堕ちたのか、リンターは何をしようとしているのか、他の兄弟たちはどうなったのか明らかになるにつれ、切なさが増していく。ピュリアンやネアリイ、デイスの成長と関係の変化を好ましく思えば思うほどこの結末は切ない。今回も魔法の表現が独特で圧倒される。最後の闘いの描写は解説でもあったが、全然どんなんだか具体的に想像できないけど、納得せざるをえない凄まじさだった。シリーズの中では一番すきだ。
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前巻の記憶が色濃く残っているうちに読みました。 舞台は、前巻から約840年後の世界です。 イザーカト兄弟の物語が主軸にあるのですが、今作でも遥か昔の回想シーンがあったり、他国の人が登場したり、本当にどこまでも世界が膨らみます。 魔道師といっても、時代によっても国によってもまるで...
前巻の記憶が色濃く残っているうちに読みました。 舞台は、前巻から約840年後の世界です。 イザーカト兄弟の物語が主軸にあるのですが、今作でも遥か昔の回想シーンがあったり、他国の人が登場したり、本当にどこまでも世界が膨らみます。 魔道師といっても、時代によっても国によってもまるで違います。切り取られた箇所によってこうも違った姿を見せるのかと、まるで私たちの世界の歴史を眺めるかのような面白さです。 今回は、死を司る闇と生を司る大地(緑)とのコントラストが印象的でした。魔道師はどうしたって闇と切り離せない。そして、闇は世界から消し去ることはできない。 闇を内に抱える以上、冷酷な部分も見え隠れしますが、どんなに関係が壊れていても、兄弟の縁は切れないものですね。 憎悪の念は、飲み込まれてしまうと、その人を滅ぼすほど恐ろしいものながら、憎悪に身を燃やしている間は虚無感がなくせるなら、辛い喪失体験をした人に恨むなと言うのは酷かもしれない。それでも、その人が大切ならあえて恨まないでと言える強さがほしいです。 どこまでもファンタジーな世界ですが、まさかあんな人類の敵が登場するとは思いませんでした。 最初からそうですが、なかなか残酷でおぞましいシーンもたくさんありますよね。人が人でなくなるシーン。 この壮大な世界観、ゲームにしたらすごく面白そう。 次はどんな世界を見せてくれるんだろうと、楽しみな気持ちでいっぱいです。
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今まで読んだ中では、一番好き! 久しぶりに好き、と断言できるなぁ。。 色々な人が亡くなって寂しかったけど、人も大地も、また生まれ変わることができる。
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なんだかんだ言って、こういうどっしりとしたファンタジーを読んでいる時がいちばん幸せ。週末の間に既刊から読み返そうかな。
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テンポよくどんどん進むのはさすが、言葉の羅列でなんだかすごいことが起こっている場面を作り出す。そのスピードに引っ張られて読んで、そして辿り着いたラストの情景が印象的だった。 生い茂る木々や草木、光の中で、イリアとデイサンダーの胸には消えることのない哀しみが在る・・・。しんとした静...
テンポよくどんどん進むのはさすが、言葉の羅列でなんだかすごいことが起こっている場面を作り出す。そのスピードに引っ張られて読んで、そして辿り着いたラストの情景が印象的だった。 生い茂る木々や草木、光の中で、イリアとデイサンダーの胸には消えることのない哀しみが在る・・・。しんとした静けさが、それまでの血で血を洗う激しさと対照的で印象に残った。
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