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片桐且元 豊臣家の命運を背負った武将 の商品レビュー

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2015/11/18

副題は、豊臣家の命運を背負った武将。 本書は、平成27年に開催された、長浜城歴史博物館による片桐且元の没後四〇〇年を記念した特別展の図録である。(2015年刊) 図版 ・Ⅰ 片桐家のルーツ ・Ⅱ 賤ヶ岳合戦 ・Ⅲ 秀吉の奉行として ・Ⅳ 関ヶ原合戦 ・Ⅴ 豊臣家の寺社復興 ・Ⅵ ...

副題は、豊臣家の命運を背負った武将。 本書は、平成27年に開催された、長浜城歴史博物館による片桐且元の没後四〇〇年を記念した特別展の図録である。(2015年刊) 図版 ・Ⅰ 片桐家のルーツ ・Ⅱ 賤ヶ岳合戦 ・Ⅲ 秀吉の奉行として ・Ⅳ 関ヶ原合戦 ・Ⅴ 豊臣家の寺社復興 ・Ⅵ 大坂の陣 ・Ⅶ 跡を継ぐ者 論考 ・片桐且元の北近江における寺社復興 ・片桐且元の先祖と父・直貞 片桐且元とは、渋いところを突いてくる。図録としてはカラー図版が多く、素晴らしい出来であり見ていて楽しい。古文書には、釈文があるのも嬉しい。反面、特別展の図録という限界があるのかもしれないが、片桐且元に対する踏み込んだ分析が少ないのは、残念なところである。

Posted byブクログ