りゅうじんさまは歯がいたい の商品レビュー

関屋敏隆

2019/09/24

りゅうじんさまの歯痛が治ってからの
躍動感がすごい迫力ですね。
２回ほど本を縦にして読むのが
手間でもありおもしろくもあり。
カッパ、鯉、亀、ウナギ、ナマズ…
雷様、カラスまで巻き込み
わちゃわちゃごちゃごちゃ。
群れて水の恵みを喜んだり
歌ったり、きゅうり食べたり
ちょっと抜けたかわいさがあるから
そんな事情でカッパなのでしょうか。

カッパも歯磨きも物語の要素として
必須なものではありませんでしたが
やはり子どもには甘いものを食べたら
歯磨きしてほしいのが親の心情なわけで
立派なりゅうじんさまが歯磨きするのは
助かるわけです。
だから私の読み聞かせでは
楽しく遊び楽しく食べるためには
歯を磨きなさいという絵本に
してしまっております。

2015/09/25

かっぱの伝助は、立派な医者になって故郷の川に帰ってきたが、日照続きで川に水がない。そこで、何でも治る秘薬を持って、雨を降らせてくれる竜神さまのところに行くことにした。
竜神さまは、虫歯になっていた。
伝助が仲間に手伝ってもらって薬を塗ると竜神さまは、良くなった。そして、雨を降らせてくれた。
遊んだあとは、おやつの時間。かっぱはきゅうりで、竜神さまは、飴玉。
食べたら、歯磨き！

絵に迫力がある。ページを上向きにしたりする箇所があるので、読み聞かせの時は気を付けたい。虫歯予防の読み聞かせにいいかも？