埼玉県のひみつ の商品レビュー

望月恭子,おだぎみを

2019/04/17

構成：望月恭子＆漫画：おだぎみを　「埼玉県のひみつ」、２０１５年１月発行、小学生を対象に埼玉県の魅力、豆知識などを漫画で紹介している本です。４７都道府県、どこもかしこも魅力いっぱいの日本です。広島で生まれ、日本各地で楽しく暮らしてきましたが、埼玉県、なんだかんだと申しましても、今、一番長く楽しく住んでるところです。

2015/07/27

ある日サッカー少年が父の仕事の都合で埼玉県へ転校することが決まり、「埼玉県なんて知らない、どこだよそれ。」と、ひどく落ち込む。その様子を見たクラスの仲良し組が埼玉県を調べ上げて気持ちよく見送ってあげようと画策する。

半ば自虐的なスタートと、なんだかベタなプロットに思わずニヤリとしてしまうが、埼玉県には何があるのか、というエッセンスがわかりやすく詰まっている。

埼玉県が、東京のベッドタウンとして知られる一方、埼玉都民だとか、何もないダサい玉と言われた過去、一県民としての意識を払拭し、住まう誇りを持ってもらうための本、として図書館に置いて児童生徒に読んでもらいたい一冊です。