世界鬼(11) の商品レビュー
ロリコンの叔父が主人公を卑猥な目で見た時の表現(鼻が陰茎のように伸縮、膣口のような瞳)、実体化および顕在化する力の設定、予備タンク(世界鬼を一つ殺す度に命が削られるが、自身の代わりとなる命たちのこと)、チェシャ鬼があづまと文鳥の共通点を表したセリフ「—鳥と人にはひとつの共通点があ...
ロリコンの叔父が主人公を卑猥な目で見た時の表現(鼻が陰茎のように伸縮、膣口のような瞳)、実体化および顕在化する力の設定、予備タンク(世界鬼を一つ殺す度に命が削られるが、自身の代わりとなる命たちのこと)、チェシャ鬼があづまと文鳥の共通点を表したセリフ「—鳥と人にはひとつの共通点がある。拠からいずれ、巣立つということだ。」が印象的だ。
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やっと読めた 最終巻を読むのには大抵、時間を要してしまうのが私の悪い癖 ただ、この『世界鬼』は完結を認めたくないって、漫画読み特有の感覚だけでなく、むしろ、気分が爽やかになる終わり方じゃないのが、これまでの展開から容易に想像できたからだ どちらかと言えば「読みたくないなぁ」と、漫...
やっと読めた 最終巻を読むのには大抵、時間を要してしまうのが私の悪い癖 ただ、この『世界鬼』は完結を認めたくないって、漫画読み特有の感覚だけでなく、むしろ、気分が爽やかになる終わり方じゃないのが、これまでの展開から容易に想像できたからだ どちらかと言えば「読みたくないなぁ」と、漫画読みとして、あるまじきキモチすら持ってしまっていた ただ、読まなかったら読まなかったでスッキリも出来ないので、覚悟を決めて読んだ 案の定のラストだった さすがに、ほぼ一年前の作品なので、未読の人間は(1)から読んでいない人間以外にはいないと思うが、一応の注意としては、空腹時に読まない方がいい。確実にトイレに駆け込んで、便器とお喋りする羽目になる 残酷な描写はあるにはあるが、『職業・殺し屋』ほどじゃないし、精神的なエグさで言えば、『不能犯』の方が勝っている。しかし、どちらも読んでいる私ですら、久しぶりに吐き気を覚えた 「面白い」や「正しい」もしくは「根本的に間違っている」って感想云々は抜きで、名作と評されるべきである少年漫画なのは確実 無邪気な愛は、純粋悪を内包している、それが端的な印象 人間の命の軽さと、何にも代えられない価値に対して考えさせられる 遺伝じゃなく、環境こそが、人間の中に最悪かつ最低のバケモノを作り出す、そんな陳腐な感想が浮かぶヒロインだったな、あずま嬢は しかし、彼女の生き方、死に対する観点が人間的に間違っている、とは言い辛い。何と言うのか、生物として純粋だ、彼女は。この世界には、善も悪もなく、二つが混ざり合った混沌もしくは虚無で満ち溢れているな・・・ そんなヒロインが活躍する作品を見事に完結させた岡部先生の『グッドナイトワールド』の(2)が出たそうなので、様子見していた(1)と一緒に買おう どの回も強烈の一言に尽きるが、EPISODE.92「ハッピーエンド」に比べたら、まだ可愛げがある。改めて、ここまでヤバいヒロインもいないな、と笑うしかなかった この台詞を選んだのは、ストンと心に落ちてくる説得力があったから。どんなに綺麗事や大層な野望を持っていても、人の腕は伸ばせ、掴め、抱き締められる限界がある。それなら、いっそ、これくらい、清々しい独善的な愛を示す人間の方が信用できる
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不条理な風呂敷は畳まれたというか燃やされたというか、一筋縄ではいかないが上手く完結。「ダークグリーン」や「ラブ・シンクロイド」を思い出す。
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なんだかんだと最後まで予想を裏切り続けてくれた作品。いいやつというよりはだめなやつだけど、魅力的なキャラばっかり。 最終回はこれで終わり!?って感じだしバッドエンドだけど、この話らしい終わり方かなぁって気がする。後日譚とかカバー裏のおまけがファンには嬉しかった。
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巻を重ねるごとに王道になっていく作風が大好きでした。終わってしまうは寂しいです。 王道になるという私の予想通り、1巻からは想像もつかないような展開でした。2巻のあずまちゃんのセリフとの対比があり、この作者はそういうことが好きなんだなあ、と思ったり。 でも、ラストはバッドエンドかな...
巻を重ねるごとに王道になっていく作風が大好きでした。終わってしまうは寂しいです。 王道になるという私の予想通り、1巻からは想像もつかないような展開でした。2巻のあずまちゃんのセリフとの対比があり、この作者はそういうことが好きなんだなあ、と思ったり。 でも、ラストはバッドエンドかな、と。
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